色々情報が錯綜していたこともあって、すぐには出せず・・・。

当日はめちゃめちゃ暑かったらしい。それは、レース後メルセデスの二人が取材をキャンセルせざるを得なかったくらいの熱中症になっていたことを見れば明らかだろう。

レース全般としては、シンガポールGPには珍しく、結果的に赤旗が出ない初めてのレースとなった。そしてそのおかげで、スタートで順位を上げた人はその恩恵を受け、失敗したドライバーは挽回のチャンスも逸した。

そういう意味で、このシーズンにして初めてポールからのスタート、オープニングラップで順位を落とさずに済んだノリスにとっては、それだけで優勝に近付いたといえる展開。途中フェルスタッペンのペースが上がらなかったこともあり、ポールトゥウィンの素晴らしいリザルト。終盤も手を抜かずぶっちぎった姿勢に批判も出ているようだけど、本来はそういうものなんじゃないか?ギャップにボーナスポイントはつかないという話はあるにしても。

そんな感じであまり語ることも多くないけど、コラピントのオープニングラップの飛び込みはびっくりさせられた。一歩間違えば大クラッシュのリスクだったけど、そうはならず、ポジションを大きく上げたそのムーブについては、僕はいいと思ったけどね。アピールチャンスの少ない半分のシーズンで、どれくらい自分を示せるかっていうのは、来期以降のドライバー市場で大きく役に立つはずだから。結果誰も事故ってないわけだし。

リカルドについては、シンガポール直後、というかその前から更迭の予想は広くなされてきたけど、9月26日に離脱の正式発表があった。結果として今回のシンガポールでファステストラップとドライバーオブザデー(DOD)を取ったけど、それが最後となるようだ。可能性としてはザウバーのシートが残っている。レッドブルのペレスも似たような状況が続いているところ、「チーム離脱」となっているが、アンバサダー契約を結ぼうとしているとか。だったらペレスもそうすれば?流石に二人一気に抜けるのは違うか。

デビュー直後はレッドブル昇格1年目でヴェッテルを上回って移籍のきっかけを作り、その後入ってきたフェルスタッペンとも正面から戦えたチームメイトは彼をおいてほかにはいなかった。実力は確かに備わっていた。チームにいた時期が少し違っていればチャンピオンにもなれただろう逸材だし、それに関しては2回チャンピオンを取った後のアロンソ風味。このまま引退は残念なような、時代の流れのような・・・。

あと、FIAからの通達による「言葉狩り」はいったい何なのか。Fワードが多いから自粛しろって、それを放送でがっつり抜いておいて何を言い出すんだろう。少なくとも不公平だ。僕の身近なメンツ(子供たちってことだけど(^_^;))意見の一致をみている。

最終結果。優勝ノリス、2位フェルスタッペン、3位ピアストリ。以下ラッセル、ルクレール、ハミルトン、サインツ、アロンソ、ヒュルケンバーグ、ペレスまでが入賞。

次戦はやや時間をおいてアメリカ(COTA)。何度でも書くけど、舞台としてのアメリカは優遇されているが、チームとしてのアメリカは冷遇。こんなアンバランスは認められないだろうと、ずっと言っているが、そんなことは彼らの耳には届かない。さて・・・