からふるなゆうべ

書くバタフライ効果実験室

明けましておめでとうございます。

今年も皆さんにとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

今年は、できればF1に終始しないようにしたいな、なんて思っておりますが、毎日書いていた時期を思い起こせば、書くと決めて、書き始めのある程度の期間は大したこと書けないですし、それでいいのかって悩む期間にもなります。悩みを捨てた時期から描けるようにはなるんですが、こんなこと書いていいのだろうか?はいつまでも続く葛藤なので、そこをどう自分の中で処理していくか、っていうことになるんですよね。

そんなジタバタを繰り返しながら、今年もやっていくのでしょう。「こんなの今更」と思いボツにしたエントリーを「せっかく書いたのだから」と思えるかどうか、そこなんだろうな、と思いながらやっていきます。よろしくお願いします。

コンストラクターズチャンピオンはマクラーレン、レース優勝はノリス。正直この一文で片づけてしまっていいのでは。

いや、オープニングラップでフェルスタッペンとピアストリが絡んでしまうとか、ペレスはまたリタイヤだとか、ローソンもリタイヤで角田は12位完走、つまりレッドブル陣営は結局パッとしなかった、とか、一つ一つのエピソードはあるのよ。ハミルトンがメルセデス最後のレースで下位スタートながら最後にはラッセル抜いて4位、とか。来季のシートがない周やボッタスとか。

コンストラクターズトップを争っているマクラーレンやフェラーリ、あるいは僅差で6位争いを演じているアルピーヌ、ハース、レーシングブルズは手を抜いていないのはわかっているけど、それだって、流れはある程度見えていたし、結局そうなった。

シートと言えば、最終戦を前に、オコンがアルピーヌから退団した。というか、オコンの方は最終戦に着用予定のヘルメットまで作製していたので、退団する気は全くなかったはず。でも、チームの方は、モナコGPでの強引な追い越しからのガスリーとの接触クラッシュ以降、放逐することが前提で、後はそれがいつか、という問題になっていた、とは言える。オコンは来季ザウバーに移籍になるし、直後のテストでザウバーで走らせるようにするという名目を得たのが大きい。

そのアルピーヌ、代表はええと、誰だっけ?オリバー・オークスって、あまりあってはいけないことだけど、よく知らない人だ。今年の9月から代表やってるというけど、ほとんど前面には出て来ず、6月にエグゼクティブ・アドバイザーとして復帰したフラビオ・ブリアトーレのほうが目立つ。こちらは良く知っているが、彼は結構非情でドライなところあるし、セカンドドライバーも容赦なく使いつぶす(その最たるものが、彼が一時期F1から追放された「クラッシュゲート」であることは論を待たない)ので、その色が特にブラジル以降のレース展開に反映されているのだと思う。レッドブルもそんな方針に見えるときもあるが、こっちの方は見せかけで、実際は「好みのドライバー」とそうでない人での扱いの差になることが多い。

さて、見てる方も最終3連戦、最後のレースになると、正直集中力も続かない。やはりスケジュールはもっと綿密に立ててほしい。なんだか運営側への苦情を並べている感じがする今シーズンだった。

リザルト。優勝ノリス、2位サインツ、3位ルクレール。以下ハミルトン、ラッセル、フェルスタッペン、ガスリー、ヒュルケンバーグ、アロンソ、ピアストリまでがポイントゲット。

この後は来季に向けた開発が進み、また3月に開幕を迎える。それまでに決まっていない、または不安定なシートはレッドブル陣営のみ。それも今年中には決まらないと、マシンコンセプトとドライバーとのフィッティングが難しくなるから、早晩発表あるだろう。そしたら、このF1カテゴリもちょっとお休みだ。

おつかれさまでした。このシーズンもわざわざここを見てくれて、ありがとうございました。

いやもう、部屋で真夜中にファンヒーターつけながらF1観戦をする日が来るなんて、数年前なら考えられないんだけど。ばっちり防寒対策しないとね。

さて、ラスベガスからの連戦となるこのカタールGPだけど、毎年時期が変わる感じで、それも去年の熱中症続出な状況を鑑みて、ということらしい。来季以降、ドライバークーリングのシステムが付くことになるらしいけど、それもなんだかなぁ、という気分になる。

そんなわけで、ラスベガスに引き続き、かなり低温なGPとはなるのだけど、ここは直線が1つしかなく、後は中〜高速コーナーの連続で、涼しくなろうがドライバーやタイヤへの物理的ダメージが大きくなるため、タイヤのセットが完全ハード寄りになろうとも、かなり厳しいタイヤ管理が必要となるレース。

今年もそんな感じで、ミディアムはともかく、スプリントでも本戦決勝でもソフトを使用したチームは全部沈没。それはもう、それを履いたときは「ギャンブル」と形容されるが、結果を見るとそれは失敗が約束されたギャンブルとしか言いようがないものだった。角田もそれにはまってしまった。が、すでに失うものがないほど遅れていた、とも言え、レーシングブルズは、ローソンも含めこのカタールでは惨敗を喫した、と言える。これでコンストラクターズ6位は多分絶望的。仕方ないとはいえ・・・。

レース自体もクラッシュあり、ミラー落下あり、それを踏んでしまう事故もあり、パンクも複数台、ペナルティも満載という久々に荒れたレースだった。そんな中、復活したレッドブルのフェルスタッペンが勝利、ペレスも予選は10位と復活したが、レースではリタイヤということで、微妙さが払拭できない。スプリントではピットスタートにもかかわらず、同じピットスタートのコラピントにスタートピットレーン出口で抜かれるとか前代未聞。「データ取りのため、スペースをあけたかった」って言われても。むしろデータ取りが主眼で、レースでは期待されていないと宣言したも同然。いつまで彼を使い続けるんだ。

そんなこんなでレース結果。優勝フェルスタッペン、2位ルクレール、3位ピアストリ。以下ラッセル、ガスリー、サインツ、アロンソ、周・・・は今シーズン、キックザウバーの初ポイントを持ち帰ったので特筆。マグヌッセン、ノリス・・・はダブルイエロー違反を取られて10秒ストップドライブスルーを経てのこの結果の10位。何もなければフェルスタッペンといい勝負を展開しただろうが・・・。

次戦は「やっと」最終戦アブダビ。ここは低速コーナーも多いので、また違ったリザルトになりそうだ。

しかも、どこかのチームの買収ではなく、完全新規参戦で。

その枠は、本来アンドレッティが狙っていたもので、去年から今年にかけてF1側より参戦は認められなかったもの。今年、それの関連で、アメリカ側がFIAに提訴するとかしないとか、そんな話にまで行きそうになっていた。

動きがあったのは10月くらい。アンドレッティ家がアンドレッティ・グローバルの大半の株を手放す。マイケル・アンドレッティもチーム運営から手を引き、ダン・トウリス率いる「TWGグローバル」となった。これだけでは拠点も実働部隊もあまり変わらないが、最大の相違点は、ここでGMを前面に押し出したこと。

これまでは、あくまで主体はアンドレッティで、GMはエンジンを供給するとしていたものの、参戦当初はルノーエンジンを使用し、28年からGMのカスタマーとなるということだった。

現在では、参戦当初はフェラーリエンジンを使用する(ルノーはエンジン撤退しちゃったからね)が、28年以降はGMのエンジンが供給され、とここまでは一緒だけど、カスタマーではなく、GMワークスが主体となって参戦する。実態は一緒かもしれないけど、イニシアティブをとるのはアンドレッティやそれを受け継いだTWGではなく、あくまでGMだ、という姿勢を打ち出した。

ホンダの復帰もアストンマーティンにエンジンを供給するだけではなく、やはりワークス体制で支援するわけだから、その点ではGMも同様の立場になる。このコミットメントを引き出したのが大きいわけだ。

ちなみに、アンドレッティ側は完全に手を引いたわけではなく、偉大なチャンピオン、マリオ・アンドレッティが非常勤の役職として残留。ここでもある程度のリスペクトを引き出している。

これによって、再来年からは11チーム体制でF1は行われることとなった。それまでにどこも撤退などしなければ、だけど。僕としてはあと1チーム、24台体制くらいは必要だと思っているので、チームが増えるのはいいことだと思う。

今年が2度目となるアメリカ、ラスベガスGP。舞台がアメリカでありながら、砂漠の町ラスベガスで、ナイトレースになるGP。この時期でもあるので、レースとしてはおそらく一番低温下におけるレースになるのではなかろうか。気温は一桁になるのも珍しくはなく、路面も太陽による加温が期待できないので、そのような状況でのタイヤ温度の管理が重要となる。

コース的には、長いストレートと低速コーナー。文字通りのストップ&ゴーサーキット。ストレートの長さも問題で、オープンホイールだとタイヤに風が当たって冷やされてしまい、それに対するコーナーが低速でコースに対する割合が短いので、温まりにくい。その結果タイヤのグリップが低下して滑るので、グレイニングが発生してさらに滑るという悪循環に対応するのが課題、と言っていいのだろう。

それにうまく対応していたのがメルセデス。FPから一貫して速く、それはレースでもほかに比べて優位にレースを進めることができる原動力となった。逆に対応がうまくいかなかったのがマクラーレンだったように思う。評価しにくいのがレッドブルで、フェルスタッペンの個人技に頼るしかなかった、ペレスのリザルトを見ると、そう表現するしかないのかも。

そんなわけで、フェルスタッペン以外の有力チームの順列は明らかで、レース結果にも如実に反映された。優勝ラッセル、2位ハミルトンのメルセデス、3位サインツ、4位ルクレールのフェラーリ、5位フェルスタッペン、6位ノリス、7位ピアストリのマクラーレン。8位ヒュルケンバーグ以下はそういう傾向は弱くなり、9位角田、10位ペレスまでが入賞。

もったいなかったのは予選3位のガスリーで、序盤でエンジン系トラブルによるリタイヤがなかったら、もう少し順列にかく乱があったかもしれないと思う。

この結果をもって、ノリスが残りのシーズンフルポイントを取り、フェルスタッペンがノーポイントに終わったとしても逆転はかなわないので、フェルスタッペンの4年連続チャンピオンが決定した。4年連続はヴェッテル、ハミルトンに引き続き3人目、またこれ以上は5年連続のミハエル・シューマッハしかいない。来年フェルスタッペンがまたチャンピオンを取れば、ミハエルに並ぶということになるが、レッドブルのマシンに優位性はなくなっているように思われるので、来年はもっと混戦になるかもしれない。

マックス・フェルスタッペンのチャンピオン獲得、おめでとうございます。今回は、マシンに頼らずに戦う局面も多かったので、本当の意味で彼の実力が反映された結果かと思われる。マシン自体は、現時点では3〜4位というところとの評価と思われるので・・・。

さて、次戦は今週末。ラスベガスからカタールという長距離移動。で、観客の興味は、まだ決していないコンストラクターズに集まると思われるのだけど、実際のところはコンストラクターズタイトルについては、賞金にかかわるので、チームのほうが戦々恐々だろう。

ストーブリーグの話題としては、まだ決まっていない(とされる)VCARBのドライバーが誰になるのか(ローソン以外だったら驚きだが)、コラピントがどこかから来季出場できるのか(こちらもラスベガスでの大クラッシュが印象悪いように思われるのだけど)、ペレスの契約は本当に安泰か、の3点が中心かな。

それらの答えを出すためにも、残りの2戦は大切、と思っているチーム、ドライバーはいるので、意味のないレースには決してならないはずだ。

・・・というわけで、ドラゴンクエスト3(HD-2D版)が発売になって、新たなる旅立ちを迎えた。

しかし、この時期は界の軌跡、ロマサガ2リメイクやWizardry Variants Daphneと気になるタイトルが立て続けにリリースされて、プライオリティ制御に苦心。界の軌跡はついにイージーモードでクリアという禁断の手を繰り出し、ロマサガ2はお試しだけまずはやって本作は積みゲー送り、Wizはまぁ携帯だから電車移動時間などでやるとして(キャンプでのラナヴィーユが骨付き肉かじりながらこっち見てくるのかわいいとか)、いろいろやりくりしてプレイにこぎつけた。もう少し分散していてくれれば腰を落ち着けてプレイできるのに、とか勝手な言い分をもそもそ言いたくなってしまう。

とりあえず今回のDQ3をプレイし始めてまだ序盤だけど、この段階で思うこと。グラフィックについては、HD-2Dというわけで「11」レベルを期待していると肩透かしを食う、のは予めわかっていたこと。でも実プレイでキャラクターのグラフィックを見てぱっと浮かんだのが「ガデュリン」って、(フィールド背景はさすがにだいぶ違うけど)・・・。まぁゲームはグラフィックがすべてではないが、ロマサガ2リメイクのキャラグラフィックを見てしまうと(こっちはこっちで今のところ、帝国軽装歩兵:女の勝利ハイキックがもう見られそうにないのでは、というちっこい不安があるにはある)、このHD-2Dという方式がよかったのかな、とはちょっと思う。来年出る空の軌跡リメイクも「黎っぽい空(言い方)」な、等身からして最初のリリース当初のものとは全然違うグラフィックになっているみたいだし、それらの経緯から考えれば、システムは置いても、という考え方になるのは理解できる。

キャラクターのセリフもフルボイスではない。それはほかのゲームでもそういうものはあるのでいいけど。しかし、戦闘中に流れるキャラボイスもわざと抑えてるよね。僕としては、実はこれが一番気になる。ボリュームが小さいせいで何言ってるか聞き取りにくくなってる(魔法使用時も魔法名を必ずいうとは限らないので)。さらにせっかく声質を選べるのに、小さいだけじゃなく短いことも相まって声が違うことはわかるけど、十全に特徴を出せていないように感じる。端的に勇者については(ルックスAのみ?)せっかく「勇者王」なんだからもっと熱く、とか思っちゃうけど。ちなみにプレイしているのはPS5版、画面や音響は4KOELD65インチ、外付けサウンドバー装備、普通にまともなシステムでの感想がこれである。

そうそう、キメラの翼が屋内で(ダンジョンでも)頭を打つことなく使用できるようになったので、リレミトの存在意義がほぼなくなった。ダンジョンの外へ出て、そこから歩きでどこへ行こうというのかね。どっちもMP0なので、影響はない?いや、FC版ではリレミトはMP6、ルーラはMP7だったよね。これはその分ダンジョンに長く潜れるためにした改変なのかしら。

あとは話題にもなってるけど先ほどちょっと触れた「ルックス」ってやつ?最初の母親のセリフから「男の子として」ではなくなっていたので、ゲーム全般にそういう補正が入ったかと思いきや、例えばアッサラームの「ぱふぱふイベント」はルックスに関係なく突入できるわけではなく、ルックスAの勇者のみだったし、ルックスBの仲間に文句言われちゃうし(「おおおっ、止めるなぁっアニエス!ここで行かなきゃ『ドラクエスリーヤー』じゃねぇ!」「だ、ダメですよ、ヴァンさん!」・・・ってゲームも状況も違うが、なんだろうこの違和感のない雰囲気は)。そこは変わってないんかい!細かく見ていくとほかにもそういう部分あるみたいだけどさ。そもそもが古いプロダクトのリメイクなんだし、改変入れるよりも「問題表現もある可能性もありますが」エクスキューズで突っ走るのもありだったんじゃないかな。どうせ文句を言うやつは何をやっても文句を言うのだ。作る方だって人間、完全なものなんてできはしないんだから。受け取る方が寛容じゃない世界。それが現代と言われればそれまでだけど、渡す方がへりくだる必要も受け取る方が見下す必要もないのでは。逆もまたしかりだけど、今は受け取る側偏重な時代に見えるので・・・。

さて、あとは、と。新職業「魔物使い」か。何より、バトルロード用モンスターって、魔物使いがいなくても集められるけど、普通に逃げるやつが結構いて、魔物使いがいないとにおい袋つかったり、忍び足使ったり、いろいろやらないといけないのが結構ストレス。それがなくなるだけでもだいぶ違うとは思う。キャラ自体のステータスもなんか初期から強いように思える。レベルアップ経験値が、今のところ全く勇者と一緒なところも込みで、「5の主人公が最初から勇者を引き連れていたら」感、ラインハットのヘンリーが実は勇者だった、もしくは息子が最初からいた、みたいな(ビアンカもフローラもデボラもまとめて失業、おいおい)。

今のメインパーティは勇者、魔物使い、僧侶、遊び人。さすがに少なくとも初期の回復役は必要だ、と思っていたら、魔物使いにも回復スキルあったりするのか。しかもパーティ全体回復、僧侶より一枚上手じゃないか。僧侶の代わりに盗賊入れておいた方がよかったかなぁ?強力な装備が装備できないけど武闘家ほどでもない、中途半端な装備パーティになったらどうしよう。それでもやっぱ遊び人は必須でしょw。強力な魔法も使えないけど、転職もできるだけ控えて、行けるところまではこのまま突き進みたい。遊び人のダジャレがツボにはまるゾーマを見てみたい気も(そんなことが本当に起きるかどうかは、昔も試したことがないのでわからないが)。

というわけで、シナリオには特に古さを感じていないし、いまのところは全然楽しくプレイしている。もう一度言うけど、おかげで他のゲームに手が回ってないのはご愛敬。さらに進んだら、インプレッションも変わるかもだし、そうなったらまたレポートするかも。

一言で書くと、「すべてがグダグダ」、だけど楽しめた、珍しいレース。

今回はスプリントフォーマットで、普通の滑り出し。スプリントが終了するまでは。そこまでの評価は前線と比べれば、レッドブル、フェルスタッペンがやや盛り返してきたかな、くらいの印象で、実際スプリント結果はノリス、ピアストリ、ルクレール、フェルスタッペン、サインツ、ラッセル、ガスリー、ペレスというポイント圏内順位で、ガスリーの存在が「おや?」という程度の結果だった。

それが、正規の予選が雨で流れ、決勝当日午前に予選、午後の決勝も早めの時間に繰り上がった上に、決勝当日も結局雨だったことで、すべての調和が崩された。予選から、サインツ、コラピント、アルボン、ストロール、アロンソと複数のマシンがコースアウトからのクラッシュという展開。当然赤旗が連発、赤旗のタイミングの影響でアタックできないドライバーもかなりの人数になってしまい、予選は消化不良。そんな中でも、うまくまとめた角田が3位スタートという自己最高グリッドを手に入れた。ここまではタイミングの運不運、雨の予選あるあるなので、まぁ仕方ない。結果マシンを大きく壊してしまったアルボンが決勝に出走できず、というのも後のタイムテーブル変更ではどうにもならないものだった。

その決勝も雨。スタート前のフォーメーションラップでストロールがコースアウト。それ自体は雨などコースが滑りやすい場合には皆無というわけではなく、有名なところでは1991年サン・マリノGPにおけるアラン・プロストの件などもあるが、問題はコースアウト後。目の前にターマックがあり、それに沿ってコース復帰ができたはずが、逆にステアしてわざわざとしか思えないグラベルインでスタック。何やってるんだ。

それでスタートはアボートとなったのだけど、ノリスが「エクストラフォーメーションラップ」と勘違い?マシンをスタートさせてしまい、2番手のラッセル以下も車を出していく。1コーナー外側にはマシンを降りたストロール。危なすぎる。フロントローだったノリス、ラッセルに、レース後罰金ペナが出たが、それで済ますにはどうなんだろうと、これは本気で思う。

その後、ストロールのマシンを片付けてから改めてスタートとなる。ここからは、雨脚が強弱を繰り返しながらレースが推移。スピンやコースアウトは多発したが、よくある雨のレースと言えたし、しばらくはインターミディエイト環境でのレース。

そうそう。Wednesday F1で見返したけど、マックス・フェルスタッペンのスタート直後のムーブは衝撃だったね。一体何台ごぼう抜きにしたことか。あれがあったから、優勝できたとも言える。

28周くらいから雨脚が強まって、タイヤ交換、ステイアウトが入り乱れた。角田、ローソンはここでフルウェットにチェンジ。ピットアウト後まさに異次元のスピードで追い上げを見せたが、直後にセーフティーカー。フルウェットで一周くらいしかできないような展開になるのであれば、フルウェットの存在意義がない。この数年は常にそうだ。その状況でコラピントがクラッシュ、赤旗。

赤旗が出ると、マシンはピットに戻され、マシンの手直しやタイヤ交換が無条件で可能になる。結果ステイアウトしたオコン、フェルスタッペン、ガスリーが大正解ってことになる。これはイーブンコンディションということではどうなんだろう。まぁフルウェットの角田もここでインターにチェンジできるけど、だからって・・・。チャレンジが報われない世界になってしまった。ステイアウトもチャレンジと言われればそうだけど、摩耗したタイヤからニューへの交換アドバンテージはいかがなものか、くらいは言わせてほしい。せめてタイヤが明らかに壊れた場合でなければチェンジは認めないくらいのレギュレーションでないと公平ではないだろう。

そんなわけで、雨のレースの面白さも疑問点もあぶりだしたレースとなった。結果、リスタート後、マシンの地力が違うのでオコンを抜き去ったフェルスタッペンが優勝。これで年間チャンピオンはほぼ決定と言っていいんじゃないか。以下オコン、ガスリーのアルピーヌ勢。この一撃でコンストラクターズは9位→6位へと一気に浮上。4位以降はラッセル、ルクレール、ノリス、角田、ピアストリ、ローソン、ハミルトンがポイント圏内。

今後は一週間挟んで、ラスヴェガス、カタール、アブダビと3連戦で締めくくり。いいけど、ラスヴェガスからカタールに一週間で運ぶとか、もっと余裕のあるカレンダーにできなかったの?見るほうも3連戦、3連戦ってなんかもうせわしないし。

とりあえずクリア。これまでは難易度ノーマルでのんびりクリアっていうのが多かったんだけど、今回は途中からイージーに切り替えるという試みというか暴挙というか(^_^;)。でも暴挙ならすでにされているので、気にするものか。

シナリオは、僕は面白いと感じた。すべてが信用ならないのは閃3と同様だけど、今回は早めに信用ならない案件が提示されていくし、シリーズ根幹にかかわる謎解きもかなりされているので、シリーズ完結もそう遠くないかもしれない・・・が、まずは今回のエピソードについては、次をはよ。2年もこの状態で放置しないでほしいところ。本当に!

システムは熟成されて、バトルについては、大概のフィールドの敵はアクションで撃破可能。テンポもいいし、フィールドからコマンドバトルに代わっても、スピード感は健在。アクションが不得手でも問題ないし、コマンドバトルでクラフト画面を堪能したい向きはさっさとコマンドバトルに持って行ってしまってもよい。

ゲーム内の小さなクエストも悪くはないし、黎以降のちょっとダークであいまいな解決法も悪くない。釣りをはじめとするミニゲームややりこみ関連はまずはすっ飛ばしたので、あまり言及できない。

プレイ評価は4.3くらいかな。楽しめた。ラスト直前までは。ラストはハンガーフックすぎるし(空FCレベル)、クリア(ラストの映像を見て)初めてわかる盛大なネタバレがオープニングから堂々と仕込んであるのも衝撃。わからなければネタバレとは言わない、的な。

やはり完結編を早く、っていうか、黎2ではこれが完結編という触れ込みじゃなかったのか。さらに延々引き延ばしとか、やめてほしい。2周目にいくのに黎2とはまた別の精神的障壁がある。一周目では見れないコネクトとか、やりこみ要素をしっかりやらないといけないので、2周目は行くのだが、・・・。

レッドブルグループに異変あり。一言で総括するとこんな感じかな。

ノリスを2回押し出して、20秒のペナルティをもらったマックスを筆頭に、みんなグダグダ。角田はQ2にクラッシュで予選をフイにした翌日、決勝スタート直後にアルボンと絡んで1コーナーでレース終了。ローソンはあろうことかレッドブルのマシンに乗ってホームグランプリとなったペレスに絡んで彼のサイドポンツーンを破壊した挙句、ストレートでペレスを抜きながら中指を立てるという蛮行。別チームとはいえ、レーシングブルはレッドブルのジュニアチームなのだから、さすがにないだろう。もちろん、ペレスもこの状況では完走がやっと、ということになってしまう。

この状況で、レッドブルチームが、現在ウィリアムズでサージェントに代わってドライブを始めてから、アルボンの存在感をかすませる働きをしているコラピントを招聘するのでは、といううわさがでたのも当然と言える。現時点ではレッドブル、コラピント双方とも否定している。ただ、彼の活躍っぷりを見ると「もったいないなぁ」と思うのも事実。来季開幕まで5ヶ月、そして今季あと4レース。その間に何があってもおかしくないのがF1のストーブリーグ。

さて、話が先走りすぎた。レースだけど、フェラーリが好調を取り戻し、サインツが優勝。今のフェラーリっで、ルクレールとサインツ、完全にバチバチだけど、一線は引いていて、そこは双方守ってやってるので、安心してみていられる。そして、今のところフェラーリに対抗できるのはマクラーレンだけで、レッドブルがとっちらかっているので、コンストラクターんタイトルは現時点でこの2チームに絞られつつある。メルセデスはレッドブルを含めた3チームには今のところ対抗できない感じだし、5番目のチームはアストンマーティンからハースに取って代わられつつある。

26年からレギュレーションが大幅改定となるので、今年、来年はそんなに勢力図が書き換わらないだろうなんて思ってたが、そんなことは全然なかった。次戦は3連戦最後のブラジル。ここでもフェラーリが強ければ、コンストラクターズはフェラーリに持っていかれる可能性が高くなったと言えるだろう。

メキシコGP結果。優勝サインツ、2位ノリス、3位ルクレール。以下ハミルトン、ラッセル、フェルスタッペン、マグヌッセン、ピアストリ、ヒュルケンバーグ、ガスリー。

ブラジルもきついんだけど、これまでの2戦と比較すれば、決勝が午前2時〜なので、比較的観戦しやすいかな・・・。

アメリカ大陸に行くと、日本で見る決勝はどうしても月曜日になる。リアルタイムで見れる可能性が一気に低下するのだけど、今回のアメリカGPは何とかリアタイできそうな時間(4:00〜)。しかしスプリントが設定されていて、スプリント予選が土曜日6:00〜、スプリントは日曜日3:00〜、予選が日曜日7:00〜とほぼ徹夜を要求してくるレベル。そして今後メキシコ、ブラジルと3連戦。まぁオーガナイザーは日本人の観客のことを考えているとは思ってないが、3週間で北米〜中米〜南米と移動を余儀なくされるチームが気の毒だ。4週間休みを与えるくらいなら、その期間に今後の3レースのどれかを分散させたらどうなんだ。最近の開催状況の勝手さ加減は目に余る、と言いたい。

さて、ともかく4週間の間、ここは夏休みとは違ってファクトリーは稼働状態だったはずだけど、案の定、かなりのチームがアップデートを投入した。そして、その結果、勢力図はかなり書き換わったかもしれない。

マクラーレンとレッドブルの争いと、巷では目されていたみたいだけど、そんな単純な話にはならないだろうと僕は思っていた。そして、スプリント関連ではともかく、本戦に向けて、フェラーリがうまく回っていることが見えてくる。そしてメルセデスはアップデートがうまくいかなかったのか、FPのときから不安定な挙動が多く、決勝ではハミルトンがコースアウトリタイヤ。舗装が古くてバンピーな路面で、いきなりダウンフォースが抜ける可能性は、グラウンドエフェクトマシンのある意味宿命だし、それがもとで80年代のグラウンドエフェクト禁止につながっているのだけど、やはりそうなるかって感じでもある。

このレギュレーションは来年まで続き、再来年はまた異なる思想でマシンレギュレーションが定められることになるんだけど、このレギュレーションくるくるぶりもなんだかなぁで、技術の熟成とか関係ないみたいなやり方も疑問の一部。F1は変化したし、今後もめまぐるしく変化するものになってしまったが、その変化の中で戦う人たちを鑑賞するイベントになりつつある。

レース終盤のマックスとノリスの駆け引きからノリスへのペナルティの話だけど、正直言えば微妙。マックスもコースオフしていることから考えれば、「決まり手は押し出し」って感じで、レースではなく相撲になってしまったようだ。あれがまかり通るなら、みんなやるだろう。

今回の注目はリカードに代わって復帰したリアム・ローソンだけど、今回は最大限の結果を出した。パワーユニット系の交換で19位スタートから2ポイント奪取の9位。今どきのF1、そして落ち目になってきたレッドブルレーシングにおいて、このパフォーマンスは絶賛されるべきもの。対する角田が9位スタートからとっちらかったレースを展開して14位に終わったところから考えれば対照的だ。まさに角田が「ベンチマーク」化したといえよう。これで来期のレッドブル陣営のドライバー論争は勝負あり、だと僕は予想する。

残り5戦で巻き返しなんてことを日本のメディアは言い出しているし、たぶんそういうことを考える人のほうが多いことは重々承知だ。僕だって心情的にはトップチームにいる角田を見たい。しかし断言してもいいけどそれは「終わった」。来年でレッドブルがホンダとのタッグを解消するから。ホンダがいなければ、日本人ドライバーを起用する意思は(そして意味も)、クリスチャン・ホーナーには全くない。それは佐藤琢磨がトロロッソのテストでセバスチャン・ブエミよりもかなりいいタイムをたたき出したにもかかわらず、起用されたのはブエミだった(2009年)という歴史も証明している。ホーナーは実力が近ければ(仮に多少劣っていたとしても)、間違いなく自分のひいき筋をトップチームに招聘するのだ。これがマルコだったらちょっと公平だけど、失敗を許さない度合いは逆にマルコのほうが顕著。つまり角田はRBグループでは今回の結果で「終わった」の烙印を押されるには十分な結果だったという意見になるしかない。今組んでいるホンダに忖度したリップサービスはあるだろうけど。つまりそれくらい重要な結果が出たということだと思われるのだ。

レース結果。優勝はルクレール。2位サインツでフェラーリの1-2となった。3位フェルスタッペン、以下ノリス、ピアストリ、ラッセル、ペレス、ヒュルケンバーグ、ローソン、コラピントまでがポイント獲得。

次戦はさっきも書いた通りすぐにメキシコ。寝不足3連戦の2戦目、がんばるよ(誰が?)。

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