モータースポーツ

2020年F1トスカーナGP DAZN観戦記

幅員が狭く、高速なれどコーナーの多いサーキット。それがムジェロというサーキットである。ホームストレートが長くて、スピードが出る。スタート直後に何かあるのは必定、そうならないことを祈る状況だったけど、やはりスタートでクラッシュは起きた。

それで収まってくれればよかったが、直後のSCからのスタートでまた。今度は複数台がからむ大きな事故で、赤旗となった。これを見た瞬間、1978年のイタリアのスタートを思い出した。あのときは、グリッド後方がスタート位置に収まらない状況でシグナルグリーンになったため、後方から折り重なるようにクラッシュが起きたが、今回はSCのライトの消灯が遅く、コントロールラインまではオーバーテイク禁止のところ、ぎりぎりまでトップ走行のボッタスが粘り、後方がスタートタイミングを見誤っての事故。構図は似たようなもんだと思う。

スチュワードもボッタスも自分に責任はないという。だけど、それらが重なったときに事故は起きる。僕の見立てでは、ボッタスは権利を主張する前に分析をするべきだし(擁護したハミルトンやヴェッテルも同様に思う)、だからって運営側にも責任はある。

もう一度言うが、1978イタリアの再来の構図。あの時は、ロ二・ピーターソンが犠牲になっているのだ。今、マシンもコースもあの頃よりはるかに安全に振られているが、それに甘えたところで、ルールやそれを利用しようとするレーサーに油断があると断じていいのだと思う。このままだと、おそらく再び死亡事故が起きないとは言えない。レース結果以前に、もう一度考えるべき時に来ているのだ。

次戦はセナが逝ったイモラ。14年ぶりのF1のレース。なのにフリープラクティスが1セッションしかないという。このあたりにも油断が見える。あまり言いたくないけど、嫌な予感しかしない。

2020年F1イタリアGP DAZN観戦記

まぁ、予選とか見ていたら、今回もメルセデスの1、2か。予選モードなんかあってもなくても一緒だったな、ってところだったと思っていた。

しかし、レースは魔物。何があるかわからない。最初は、フェラーリのヴェッテルがブレーキトラブルで1コーナーのスチロールバリアを盛大にぶっ飛ばして、そのあたりはまぁ派手だけど、イタリアにはありがちな話、でもあった。そして、ハミルトンは盤石な走り出しを見せ、ボッタスのペースが上がらないのもありがちで、ついでにフェルスタッペンがやっぱり伸び悩んでいたのも、ハミルトン優勝へのおぜん立て、って感じだった。

波乱が起きたのは、マグヌッセンがトラブルで、あろうことかピット入り口付近にマシンを止めたとき。バーチャルセーフティカーからセーフティカー導入まで至るのだけど、その段階でピットに入ったのがハミルトンとジョビナッツィだけというのに軽い引っ掛かりがあった。雪崩を打って入ってくるタイミングじゃないのか・・・と思ったら、マグヌッセンが止まったタイミングで、場所が場所なだけにマシンの撤去のためにピットレーンがクローズドになってたというじゃないか。このタイミングの直前にピットを済ませていたのがガスリー。ステイアウトのストロールが2位で、トップのハミルトンはペナルティ確定なので、すんなりガスリーがトップに立つ・・・と思いきや。

セーフティカー解除後、今度はルクレールがパラボリカでタイヤバリアに突っ込むクラッシュ。フェラーリが全滅って、イタリアGPではこれは暴れられてしまう展開。無観客が救い?いや、問題はそこで赤旗中断になったこと。ハミルトンはともかく、ストロールをはじめとするステイアウト組はこの段階でタイヤ交換ができてしまう。レースは混とんとしてきた。なんせペナ確定のハミルトンを除けば、ストロール、ガスリー、ライコネン、ジョビナッツィはこちらもペナ確定を挟んで、サインツ、ノリス・・・誰が勝っても新鮮すぎる。

リスタートすると、ストロールがちょっと頑張りすぎて最初のシケインでアウトに膨らみ、ガスリーは労せず2位、ハミルトン、ジョビナッツィのペナルティはピット10秒停止という今のF1では重いほうのペナルティ。昔はタイム加算1分とかすごいのもあったけど、今はそこまで強烈なのはない感じ。それでもハミルトンは最後尾から20秒くらい遅れというところまで落ち、その後ジョビナッツィも同じようなことに。そこでファステスト連発である程度リカバーできるのが今のハミルトンとメルセデスなんだなぁ、と実感。

さて、レースはガスリーをサインツが追うという展開。ライコネンはやっぱ今のアルファロメオでは全然勝負にならずどんどん沈んでいく。そのあとがストロール。その間にフェルスタッペンはリタイヤ、ボッタスはペースが全然上がらず。サインツが最後0.4秒差まで詰めるも「あと一周あれば」(サインツ)ガスリーが初優勝。いやまぁ、なかなか楽しませてもらった。アルファタウリは、前身のトロロッソもイタリアでヴェッテルが優勝したし、ホンダと組んで50戦目というメモリアルレースを優勝で決めた。こんなことがあるからレース観戦はうかつにやめたり飛ばしたりできないんだよねぇ。

2020年F1ベルギーGP DAZN観戦記

うん、後半退屈だった(^_^;)。

ハイライトはハミルトンが「ノーパワー」と通信した瞬間、と思う方も多いのでは。結局それはデプロイが足りなくて、電気のパワーが切れた、だけだった。

あとは、ジョビナッツィがスピンしてラッセルが巻き込まれたときは、シャシーに係留されているはずのタイヤが飛び、危険な感じだった。去年はF2でユベールが亡くなったこともあり、安全対策はいくらやっても限りがないということだとまた認識することになるだろう。

いずれにしろ、フェルスタッペンが一人奮闘しても、メルセデスを捉えられないわけなので、今年のチャンピオンの座はやはり厳しいと感じた。

佐藤琢磨、インディ500で2勝目

アロンソがインディ500に出ると、琢磨が頑張る・・・ってわけではにだろうけど、インディ史上20人目の複数勝利。

フロントローを獲得したのはニュースで見ていたけど、まさかそこから勝利に至るとも思っていなかったので、びっくりした。当然日本人では初っていうか、日本人で他のインディを制した人はいない。この国ではかなり扱いが軽いけど、ほんとに「どえらいこと」なのだ。

おめでとうございます!

2020年F1 70周年記念GP DAZN観戦記

オーストリア→シュタイアーマルクに続く2週連続開催のF1。

国名は年に一回という取り決めにより、別の名前を冠するGPになるのだけど、今回はF1の国際レースが始まってから70周年ということでこの名称となっている。

さて、先週はメルセデス、ハミルトンがファイナルラップでバーストに合いながらもそれまでの巨大な貯金で走り切って勝ったわけだけど、今回は配給されるタイヤが1段階軟らかくなり、それでどうなるのかという興味があった。速いのはメルセデス、だけどタイヤにきついはず。先週は1ストップが多かったけど、今回は2ストッパーがメインなはず。同条件なら、あとはタイヤのタレがどれくらいの差になるか、それでレッドブルやフェラーリがどれくらい食い下がるかという勝負になると思っていた。

事実、予選ではメルセデスが2台フロントローに並べてきたし、3番手には「ピンクメルセデス」と言われているレーシングポイントがつけた。レッドブルは4番手にフェルスタッペンがつけるのがやっと、だけど、スタートはメルセデス、レーシングポイントがミディアム、フェルスタッペンはハードだったので、そこでファーストスティントにタイヤ交換のタイミングの差が出るので、そこでフェルスタッペンがどれくらい時間を稼げるかという勝負になるかと思っていた。

ところがレースが始まってみると、ミディアムスタートのメルセデスに、ハードのフェルスタッペンがほぼ同タイムでくらいつき、タイヤの傷み方も全く違う。なんというかその時点でもはや勝負ありっぽくない?という流れ。そのままミディアム→ハードとつないだフェルスタッペンが完勝。いや、コースが高温になるとメルセデスはきついと言われてきたけど、この展開は予想の範疇にはなかった。

これで多少はシーズンが面白くなりそうな気がしてきた。

2020年F1イギリスGP DAZN観戦記

決勝序盤に連続でセーフティカーが入ったイギリスGPは、タイヤの使い方の勝負になった。

結果としてメルセデスの二人はパンクした時期で明暗を分け、先にパンクを喫したボッタスはノーポイント、ファイナルラップでやっちまったハミルトンは、それまでの貯金がものを言い、そのまま優勝をもぎ取った。その他、マクラーレンのサインツもパンクで脱落した。

ボッタスのパンクを見てタイヤ交換を決めたフェルスタッペンは、ファステストラップを加えて2位。タイヤ交換をしなければハミルトンを交わしていたかも、だけど、一緒にパンクしたかもしれず、そうなったら、どう転んでいたか不明なので、安全策という意味では最大限の結果を持ち帰ったと言える。

それにしても、パンクくらっても優勝を持ち帰ったハミルトン。フェルスタッペンの言によれば、「ハミルトンがラッキーだったならパンクなんかくらってないよ」とのことだし、僕もそう思う。パンクというハードラックをカバーできるくらいの力を持っていたということなのだ。フェルスタッペン(ホンダ)は、メルセデスには完全において行かれ、しかしその他のチームについては完全にぶっちぎり。メルセデスとの力の差は歴然ながら、他のチームに抜かれる要素も皆無という、どうにもできない状況に置かれた。

来週は同じシルバーストンながら、タイヤの提供に変化がある(やわらかい方向に変更)上に、今週は涼しかったこともあり、不確定要素も多く、どうなるかわからない。同一サーキットの二連戦も、レッドブルリンクもそうだけど、同じ結果にはならず、なかなか楽しみだと思えるのだった。

2020年F1ハンガリーGP DAZN観戦記

今回も書く気になるまで時間がかかってしまった。

レッドブルのスタート前の修理作業は確かにすごかったし、それで燃えなければホントじゃないってことでフェルスタッペンが2位に飛び込めたこともよかった。

が、「2位」である。ハミルトンには全然追いつく気配もなく、逆にボッタスには最後追い詰められた。先の敢えて言えば「パフォーマンス」が、「メルセデスには勝てない」という冷徹な事実を覆すに至らない。「レッドブルすげー」で終わらせてはいけないレース。それで考えさせられるわけだ。もう一つの対抗すべきチームであるフェラーリも元気がなく、また今回ルクレールよりもヴェッテルのほうが譲位に来たという事実もまたフェラーリの選択が本当にこれでよかったのかという疑問も突き付ける。

今週末、来週末はシルバーストン2連戦。ここで別の兆しが見えなければ、今年もメルセデス&ハミルトンに好きなようにやられるシーズン、ということになるわけだが・・・。

2020年F1マルクシュタイアーGP DAZN観戦記

見てからちょっと時間が経ってしまった。

フェラーリがダメダメだったり、入れ替わるのがレーシングポイントだったり、それなりに変化はあるのだけど、根本的な部分、結局メルセデスのF1が継続されるということがわかってしまったのがね。ましてや場所はレッドブルが得意としていたオーストリアレッドブルリンク。無理して開幕を推進したレッドブルにしてみりゃ大いなる誤算、だよね。

フェラーリはもう悲惨としか言いようが。4回チャンピオンをとったヴェッテルを切り捨てた影響は大きい。ヴェッテルはもはやルクレールには一切協力しないだろうし、ルクレールはルクレールで「エースは俺だ」感丸出し。結果一週目で同士討ちリタイヤという。これはシーズン終了を待たずに何かあるね。ないと考えるほうがおかしい。まずはマッティアの更迭かな。

ルノーはまぁまぁ上向きだけど、アロンソが来季から復帰。うん、実力はあると思うが、残留してルノーに引き続き乗るオコンはこれを乗り越えなきゃならないので来季は試練の時かな。って、もはやレースや今期のことはほぼほぼ話題にしてないというのが、それはそれで寂しいながらもここ数年のF1なんだと思う。

F1オーストリアGP DAZN観戦記

昨年までは無料で見られるサイトから、回線途切れに負けずに観戦してきたけど、コロナによって、レースの数自体が減少、しばらくは無観客などの状況を鑑みて、応援の気持ちも込めてDAZNと契約して観戦してみた。

結果として見逃し配信などで全セッション見ることができるなど、ネットTVならではのメリットもあったし、まぁしばらくはこのままでいいのかなと思う。

オーストラリアが開幕直前で停止となり、その後日本を含むいくつものGPが中止や延期と余儀なくされてきたところ、オーストリアで開幕することができたことに賛辞を贈りたい。この間、いろいろなことが起きた。通常であれば考えられない開幕前に来期のドライバーラインアップの変更とか、メインスポンサーの解約とか・・・。そんな困難を乗り越えて、開幕できたわけなので、あとはできる限りの戦いを。

始まってみれば、毎回のことながら、メルセデスは相変わらず強いぜ、になってしまう。開幕戦特有の妙なトラブルでサバイバルレースになってしまったわけだけど、それがなかったとしても、今回はボッタスだけど、一度もトップを譲ることなくフィニッシュしたわけだから。

対抗となるべく頑張ってきたホンダだけど、さすがに今シーズン最初のリタイヤがフェルスタッペンになるとか、想像していた人は少ないんじゃないか?3番手タイム、ハミルトンの予選降格(イエロー無視)でフロントローに並び、上位一人だけミディアムスタート、リタイヤどころか優勝を予想していた人も少なくなかっただろう。何やら電装系みたいな止まり方だけど、次はもう今週末なので、解決してくれることを期待するしかない。

アルボンも終盤追い上げていて、最後のSCでソフトにチェンジというギャンブルが半ば成功していたはずが、ハミルトンのパスでコンタクトあって後退からのリタイヤ。ハミルトンには5秒ペナでたけど、アルボンの失ったものを考えれば本来5秒程度では釣り合わない。そういうことは多いんだけどね。

で、その5秒のペナルティを十全に生かしたのがランド・ノリス(マクラーレン)怒涛の追い上げでハミルトンの5秒以内に寄せ、ポディウムゲットは見事。そして予選沈んだフェラーリのルクレールが終わってみれば2位。

完走(扱いも含む)は13台のみという、さっきも述べたけど開幕戦らしい荒れっぷりではあった。次もこのままレッドブルリンクで連戦。シュタイアーマルクGP、だっけ?そんな名称でのグランプリとなる。まぁ、さすがに今週の流れをもう一度ってことにはなるまいが(リタイヤは激減するはず)、メルセデス有利、は変わらないので、ボッタスが次戦も逃げるか、ハミルトンがそれにストップをかけるか。

今回の予選のような状況はが続くなら、フェラーリのもう一度のポディウムはなく、ミスがなければレッドブルはいい位置に来る・・・だろう。

ウィリアムズ、売却へ?

今年のF1は異常なのは仕方ないけど、チーム存続の問題に発展した。

それがこの数年は不調をかこったと言えど、名門と言われたウィリアムズ。ROKITがメインのスポンサー契約を一戦も走らないうちに降りると発表があって、それは即時に発効、とのことで、今年ウィリアムズが参戦するとしても、カラーリングも変更しなければいけないという。ペイントだってただじゃないだろうし、ほんとに厳しい。

他にもルノーは大赤字だし(発表では続けると言ってるけど)メルセデスだって今年は撤退するという噂が絶えない(こちらも続けると発表しているが)。ホンダだって、今後どうなることか。フェラーリは、まぁフェラーリのFはフォーミュラのF、でないとねと言いつつ、こちらもバジェットキャップの件で揺らぎが見える。

結局、今年はすべてにおいて、何が起きるのかわからない、そういうことなんだけど、どんなスポーツにしても、それに関わる人にはどうにもならない。

まだ1戦も走ってないのに

それでも来季の話が始まっている、というかいきなりクライマックス(古)。

ヴェッテルがフェラーリからまさかの単年オファー、から事態は始まった。それってつまり来季はルクレールのサポートをせよってこと。4回のワールドチャンプにそれはあまりにも・・・、というわけで、2年のオファーに変わったものの、いまさらだよね。で、ヴェッテルが離脱、即座にそこにマクラーレンからサインツが滑り込み、そこにはルノーからリカードがすわるという。で、そのルノーにはアロンソが出戻るのでは、というのは今のところ予想だけど、そんな超展開が、今年のシーズンが始まる前に待っていたとは、誰も予想してなかったに違いない。

ヴェッテルの行き場がない・・・だと?まだ枯れる年じゃないだろうけど、すでに若いうちに引退かましたニコ・ロズベルグという先達もいるので、ない話じゃないのかも。トト・ヴォルフがどう動くかだけど、コロナ禍の先にまさかのハミルトン、ヴェッテルのペアが待っていた、とかさらなる超展開を見てみたい気もするんだけどね。

久しぶりにF1の話題

開幕のオーストラリアが中止になってから、その後は芋づるのように、夏までは開幕はないだろうと言われているF1。そういう状況になってるのは何もF1だけではないのだけど、何かとお金のかかるモータースポーツは、チームがもう持たないところに来ているような感じ。

スタッフの一時解雇になっているチームも複数ある。そんな中、メルセデスの監督トト・ヴォルフが、アストンマーチンの株を買ったということで注目を浴びている。アストンマーチンは来季からレーシングポイントが名前を変えて参戦することになっているから、噂としてヴォルフのメルセデス離脱でアストンマーチンの監督になるところから、果てはメルセデスの撤退まで話が盛られている。

メルセデスは撤退しないと明言、ヴォルフもアストンマーチンへの投資にすぎないと談話を出し、分析家の見方はその言葉通りに受け取っている向きが多いが、僕はそれには納得がいっていない。なぜなら、ウィリアムズからメルセデスに移籍した時のいきさつがあるからだ。この時、ヴォルフはウィリアムズの株を売却しているのだ。忘れてる人が多いかもしれないが。ほかのチームの株を持っているとメルセデスに注力できないという理由だったはず。それを考慮すれば、今回の動きはその説明に矛盾する。メルセデスの撤退はともかく、ヴォルフはメルセデスから離脱して、アストンマーチンに行く可能性がかなりの確率であるのでは。メルセデスの株の売却に踏み切ればそうなるだろうし、それはアストンマーチンに移籍した後かもしれない。

今季が始まる前に来季の話とか気の早いこと甚だしいが、そういう状況になっちゃってるんだよね。

2019年F1オーストラリアGP・・・は中止

いや、中止に異論はない。

問題は、それが決定したのが「開幕わずか2時間前」っていうところ。今のF1のオーガニゼーションの体制はどうなっているのか。バーニーだったらこんな失態は絶対見せなかったと思うぞ。

マクラーレンのチームスタッフは陽性反応も出て、メルセデスは開幕中止を訴える書簡を提出し、それでも決められずにハミルトンに「お金か?お金なのか?」みたいに揶揄されて(いや、こんな言い方ではなかったことは明言しておくが)しまう始末。これははっきり恥ずかしい。

陽性が出たら14日間は留め置かれることを考えれば、2週間後のバーレーンにしてもマクラーレンはとてもレースの体勢にはなるまい。すでに「無観客」というリリースはあったが、それでは済まないだろう。ベトナムも怪しいし、中国はすでに延期が決まっているので、早くて5月に仕切り直し、だと思うね。それでも罹患する人が一人でも少ないことが大事なのだ。

2020年F1GP第1回目テストが開始

去年までは4日間×2回だったテストだけど、今年からはさらに削減されて3日間×2回となった。コストダウンには効くのかもしれないけど、練習をろくにしないで本番に向かうドライバーの気分はどうなんだろうか。練習なしで戦うプロスポーツって、モータースポーツくらいしかない。モータースポーツ自体がCO2や環境保全などからは逆行していると認識されているので、この流れは止まらないのだろうけど。

さて、ともかく第1日目で、気になるのはメルセデスが予想よりもいいタイムを記録して入ったこと。例年、メルセデスはタイム度外視でロングランを突き詰める方向だった。去年が典型的な例で、フェラーリがガンガンタイムを削っていくのを横目に一発タイムはほとんど出さず、メルボルンに行ってみるとフェラーリよりも速いタイムとか。そういう恒例から考えると、今年はやや入りが違うのかも。

そうは言っても、去年のポールタイムよりは1秒以上遅いので、まだまだ全然本気なんかじゃないんだけど。

今期の注目は、フェルスタッペンやルクレール、そしてヴェッテルがどれくらいハミルトンを追い詰めるか、だと思われるけど、それを言う前に、まずはボッタスを一蹴できるかどうかなんだよね。ボッタスを軽く追い落としてハミルトンに迫れるかっていうのが最初の興味。ボッタスが鉄壁の守りを見せるから、ハミルトンが安心して戦えるのだ。無論、ボッタスにはそんな気はないのだろうけど、結果的にはずっとそうなっているので・・・。

テストから見えることは、この数年間は正直最小限。去年なんか、フェラーリ圧倒的のはずだったからね。それでもいくばくかの参考になる事象を捕まえるために、テストに注目しているのだ。

今宮純さん、死去

フジテレビでF1を見てる人にはおなじみの解説者、今宮純さん。去年年末までは精力的に関連サイトでコメントを出したりしていたと思ったけど、昨日、死去の報が。享年70。

特にどこかの組織に属することなく、フリーランスで通したという。なかなかできることではないように思う。解説はどちらかというと心情的で、そこが賛否を呼んだけど、メカの解説とかではなく実際の走りがこうだから、という結果をもとに組み立てる論法が多かったように思う。現場主義で、解説がなければ、サーキットの特定のコーナーに陣取り、挙動を観察していたとか。

どちらにせよ、次のシーズンが始まったら、彼がいないことをやはり寂しく感じるのだろう。

ご冥福をお祈りいたします。

2019年F1終了

しかし、12月までレース本戦があるとか、F1も様変わりしたものだ。

昔はもう1ヶ月前にはシーズンは終了して、2〜3月に集中的にテストがあって、で、次のシーズンが始まるって寸法だった。今はテストがない代わり本戦が増えたって感じで、それって、テストではお金にならないからその分を興行に充てた感が満載で、トレーニング期間がなくゲームをやってるってわけで、他のスポーツではあまり考えられない事態かもしれない。

まぁ、テストにもお金がかかるのがレースの世界だから、仕方ないのかもしれないけど、それでいながらエコとかなんか矛盾してる。

ともあれ。
最終戦アブダビは、ハミルトンが圧勝って感じで、来年ほんとに勢力図が変わるのかね、これ。あまり期待できないような気がしてるのは僕だけじゃないだろう。差は縮まったけど、無くなったわけじゃない、そう思わせる今シーズンだった。

セバスチャン・オジェがトヨタ入りだと!?

これは正直最大級のサプライズ。

今年は去年に引き続き、ラトバラ、ミーク、タナックという3名体制でWRCに臨んだトヨタ。そしてオット・タナックが見事チャンピオンに輝いたのだが、その直後にヒュンダイに移籍とか、衝撃的なニュースだったのだが、トヨタもここでドライバー全員入れ替えという大胆な人事に。

その目玉が去年まで6年連続でチャンピオンだったセバスチャン・オジェの加入というわけだ。その前の長年のチャンピオン、セバスチャン・ローブが参戦を限定的にしてからずっとチャンピオンを守って来たわけだけど、去年ついにタナックにチャンピオンを奪われた。巻き返しの地にトヨタを選んだということになる。

後のメンバーは、エルフィン・エバンスとカッレ・ロバンペラ。この二人はどちらかというと若手の方だけど、オジェは間違いなく最強の一人。ヤリスに乗って、どのような活躍を見せてくれるのか、なかなか楽しみである。ヤリスもモデルチェンジすることだし、来年も激しい戦いになりそうだ。

F2ベルギーで、アントワーヌ・ユベール事故死

リプレイも見てはいるのだけど、その瞬間を捉えたカメラがなさそうなので、よく分からないというのが正直なところ。

ジュリアーノ・アレジのスピンが引き金っぽいのだけど、ベルギー、スパと言えばオー・ルージュだけど、そこでのクラッシュ。

マシンが真っ二つになっていたので、最悪な展開になるのは、辛い。

享年22。ご冥福をお祈りします。

レッドブルのドライバー変更

今年、マックス・フェルスタッペンが力を見せる一方で伸び悩んでいたピエール・ガスリー。かねがね噂的には、ガスリーが今季途中でもレッドブルからトロ・ロッソに降格されるというものがずっとあったが、夏休みに入ってそれがついに発動された。

で、注目のレッドブルへの昇格ドライバーだが、ポイント的に優位だったクビアトではなく、アレックス・アルボンに白羽の矢が立った。

これについては、色々解説や説明がなされているが、レッドブルは昔から、若手にチャンスを与えるチームだというのがあって、今回もその伝統に則ったものというのが僕の見方。

レッドブルというチーム、最初から4年くらいの間は、エースとしてマクラーレンで長らく走っていたベテランのデイビッド・クルサードを起用したが、セカンドドライバーは頻繁に入れ替えがあった。クルサードが引退した後も、ベテランであったマーク・ウェバーがドライバーを務めるものの、エースはセバスチャン・ヴェッテルになり、トロ・ロッソからの昇格によりドライバーが補充される体制となった。

トロ・ロッソの方はそれゆえに若手重視の政策がとられた。例えば2009年、その前の年で消滅したスーパーアグリからの移籍を目指し、テストに参加していた佐藤琢磨。テストでは、ドライバー候補とされるセバスチャン・ブエミ、セバスチャン・ボーデ(ブルデーとも発音されるね)よりも良いタイムを出していたにも関わらずドライバーとして採用されなかった。最近になって、これはブエミにチャンづを与えたかったため、二人よりも早いタイムを出した琢磨が敬遠されたという情報が入ってきた。

そんな感じで、トロ・ロッソがチームの体制として順位を上げるよりもレッドブル向けの若手の発掘の方が重視されていた、そしておそらくそれは、ホンダのテストを一年間かけて行ったことなども含め、今もそうだということなのだけど、それを考慮すると、すでにレッドブルで走った経験があるクビアトではなく、アルボンにチャンスを与えたということ。それでレッドブルトップチームでのプレッシャーにどう対処するかということで様子を見たいということだろう。

どのみち、来年以降もレッドブルはフェルスタッペン中心のシフトが組まれるだろう。その時に、できればダニエル・リカード並みに戦えるラインアップが必要だということで、当時のリカードに負けているクビアトの再昇格よりも、未知数であるアルボンという選択なのだ。しかし、そのレッドブルデビューがいきなりスパ・フランコルシャンとは、アルボンにとってはかなりキツいが、裏返せば大きなチャンスということだろう。まぁ、トロ・ロッソに戻ったガスリーとともに、様子を見てみようか。流れ次第では、山本尚貴にもF1デビューのチャンスが巡ってくるかもしれないしね。

2019年F1ハンガリーGPネット観戦記

メルセデス1強やメルセデス・フェラーリ2強ではダメで、もう1、2チーム絡んで誰が優勝するか読みにくい展開がやはり面白いのだ、ということがよくわかるレース展開が、この2〜3レースくらいで続いている。

シーズン序盤、フェラーリが下馬評通りではなく、レッドブルもホンダエンジンがまだまだ改善を要していたため、メルセデスに完全に突っ走られたが、ホンダがスペック2を投入してから風向きが徐々に変わってきたのを感じる。このハンガリーではついにフェルスタッペンがポールを奪った。もともとツイスティなハンガロリンクでは、空力に強いレッドブルにはチャンスがあると思っていたが、ドライの路面でポールを取れたというところに、ホンダのパワーが確実に上がってきている証を感じる。まだまだ本当のパワーサーキットではメルセデスに太刀打ちできるか微妙なところだが。

レース展開でも、レースの大半でフェルスタッペンがリードしていたので、その真価は確実と思われ、ハミルトンのタイヤ戦略が勝敗を分けた。2ストップでの第3スティントが始まった瞬間、フェルスタッペンより2秒近く早く、1〜2位間のギャップがピット作業を即座に下回った時点でフェルスタッペンは詰んでいた。こういう戦略でなんとかなる可能性があるというレースが面白いんだよね。ハミルトンが勝ったとは言っても、ぶっちぎり一人旅で勝たれてしまうよりはずっと面白い。

3位にはヴェッテルが滑り込み、3強で表彰台を分けた形。ボッタスは序盤でフロントウィングを壊し、ルクレールはタイヤ戦略でヴェッテルと結果が異なった。ガスリーが力負けしたのだけが妙に気にかかる3強の状況だった。

これでF1は夏休みに入り、ベルギーで再開。ここでの出来で、この力関係がどう変わっていくか。だんだん楽しみになってきた。

2019年F1ドイツGPネット観戦記

ごめん、ハンガロリンクでマックス初ポールとか行ってる時に先週の話題になってしまった(^_^;)。でも面白かったのでやはりドイツは書いておきたいのよ。
雨が降るとレースは面白くなる、というのはよく言われることだけど、話はそんなに単純ではない。エンジンパワー差は圧縮されるけど、雨の日に必要なのはロードホールディング。つまりメカニカルグリップ、空力については圧縮なんかされない。マシンバランスが最適化された車が強いってことで、それは結局、本当に強いマシンはどこでも強い、っていうことにつながるのだ。

と、前置きをして。ドイツGPは予選はドライ、決勝は雨となった。この予選でも波乱があり、ヴェッテルはQ1すら走れず最下位スタート、ルクレールもQ3で走れず10位スタートとフェラーリが沈んだ。メルセデスはハミルトンがポール、ボッタスが3位と相変わらずの強さで、フェルスタッペンとガスリーのレッドブル勢が2位、4位ということで、フェラーリを除けば無風な予感だった。

それが、決勝の雨で一変した。スタートからSC先導で回っているときは、各ドライバーとも「レースできるよ」「やろうぜ」みたいな無線が飛び交ったものの、スタートしてみるとフェルスタッペン、ガスリーは出遅れ。しかも2周目にはペレスがコースアウトでまんまとSC導入。ちょっとな、と思ったけどまぁそれでも数周後にレースは再開。この雨で、特に最終コーナーのアウト側はほぼスキッドパッド。これはねぇわと思っていたところ、そこにはまるマシンが続々。ルクレール、ハミルトン、ヒュルケンバーグ、ボッタスが結局クラッシュ組(ハミルトンは復帰)、ライコネン、フェルスタッペンはなんとかクラッシュ回避組。まぁ、それでも昔はコースアウトしたらグラベルにはまって亀の子状態になるマシンが続出なんてこともあったし、最近コースアウトしてもそんなに減速されずにコースに戻れてしまう風潮は何か違うと感じていたところ、こういうコース外では厳しい裁きが待っているっていうのは、ありなんだと思う。ただ、ほぼ減速できずにバリアまっしぐらは勘弁してほしいし、危険でもある。

そんなこんなでメルセデスは自滅、フェラーリもルクレールが消える中で、フェルスタッペンとヴェッテルが魅せてくれた感じもあり、タイヤ交換が5回とか尋常ではないレースだったけど、面白く見ることができた。優勝はフェルスタッペン、2位はドンケツスタートのヴェッテルとか最高じゃないか。3位にトロ・ロッソのクビアトが滑り込み、メルセデス、フェラーリ、レッドブル以外では久々のポディウム。やはり、マシンの出力差だけでもある程度圧縮されれば他のマシンもそれほど悪いつくりじゃないってことが証明された感もあり、エンジンルールが変わるだけで他が何も変わらなくても面白いレースは見られるような気がした。


2019年イギリスGPネット観戦記

毎回のようにスタート瞬間に画像が落ちるのはもう慣れたけど、メルセデスが勝ち続けるのには慣れないなぁ(^_^;)。今回のように2台のマッチレースになるのは、お腹いっぱいって感じ。

フリープラクティスまではフェラーリもレッドブルもいい線行ってるんじゃないのと思わせておいて予選で他のチームに絶望を与え、本戦ではどうにもならんわと思わせるこのやり方。なんだかなぁ。

しかも負うべき立場のフェラーリが全然、というかヴェッテルがフェルスタッペンにまさかの追突、あり得ない。今シーズンはメルセデス、ハミルトンで盤石すぎて、もう。あとは一戦一戦で一喜一憂しながら観るのが今年は正解だ、多分。

2019年F1オーストリアGPネット観戦記

終了直後には審議があったので、その場で興奮のままに書くのは、と思っていたが、こういうことがあるからF1観戦はやめられない。

ついにメルセデスの連勝がストップ。今回はトラブルなどではなく、予選でもポールが取れず、いわゆる「力負け」だったのだから、フランスからのこの一週間で何が起きたのか。フェラーリ・ルクレールがポールで、ハミルトンが2番手を取るもペナルティで降格、フェルスタッペンがフロントローでのスタートとなった。

そのフェルスタッペン、スタートでアンチストールが働く大きなミス。7番手まで落ち、一方のルクレールはそのままトップをキープでレースが進む。ヴェッテルのペースが素晴らしかったのだけど、ピットストップでタイヤが準備できていないという痛恨。ハミルトンもアペックスでフロントウィングを損傷してストップでフロントウィング交換ということになっていて、今回ハミルトンの見せ場はなかったという不思議。

この時点で、これはルクレール初優勝かと思っていたのだけど。タイヤを交換してからフェルスタッペンの猛追。ヴェッテル、ボッタスを次々にかわし、さらに5秒ほどあったルクレールとの差もガンガンに詰めていく。途中、ヴェッテルがソフトタイヤに変更して記録したファステストもそのままの状態で塗り替えるという圧巻の追い上げ。見ている方もテンション爆上がり。

そして69周目、DRSからのフェルスタッペンの仕掛け。マシンは完全にインに入っていたが、アウトからルクレールも粘ったため、接触プレイ。このところの審議→ペナルティの嫌な流れがよぎったが、今度こそレーシングインシデントで片付けて欲しかったが、そのようになったので、フェルスタッペンの今季初優勝が確定。ルクレールはついてないし、ティフォシたちも納得はしていまいが、やっぱり僕は日本人なんだよね。ホンダの復活勝利に乾杯!である。

少なくとも、今回はフェラーリ、メルセデスを戦略ではなくコース上でオーバーテイクしての勝利なので達成感も大きいのではないか。レッドブルの予測ではシンガポール、僕の予想はもうちょっと早くてハンガリーではチャンスがあるんじゃないかと思っていたが、それよりも早く初優勝が達成された。おめでとう!



2019年ル・マン

24時間走り続けるということは、その間に何が起こるかわからない。何年かおきにそれを思い起こさせられるが、今年もそんな感じだったね。

基本的にはトヨタのNo.7(可夢偉、ロペス、コンウェイ)とNo.8(一貴、アロンソ、ブエミ)の一騎打ちの様相で、それはまぁ予想通りの展開。最終スティント、残り1時間の段階で、No.7の方が2分ほど前を走っていたのだが、アンカーのロペスの時になんとパンク。そのおかげでNo.8が逆転優勝ということになった。

一貴、アロンソ、ブエミは2年連続優勝ということに。これでアロンソが離脱するので、来年はまた異なるドラマが生まれるのだろう。メーカーがもっとLMP1に復帰してほしいものだし、またレギュレーションの変更がありそうなので、もっと多数のメーカーが競り合う展開を希望。

何れにせよ、今年はトヨタ2連勝ということで幕を閉じた。おめでとう、トヨタ。

2019年F1カナダGPネット観戦記

その日、F1はエンターテインメントを捨てた。

今年は(も?)メルセデス&ハミルトンに決まりなので、見るだけは見て、観戦記はもういいかなと思っていたのだけど、今回のヴェッテルの対するスチュワードの判断は、僕の目からはおかしいと感じたのでそこの点にだけはきちんとコメントを出しておきたい。

48周目のターン4。ヴェッテルはそこでバランスを崩し、アウト側のグリーンにコースアウトした。スチュワードを擁護するなら、ここでヴェッテルがバランスを崩した時点で負けだという論法がないとは言わない。が、バランスを崩しただけでは抜かれないコースも数多ある。

コースアウトしたヴェッテルはそのままコースに戻るのだけど、そのアウト側にハミルトンがいて、ヴェッテルがバランスを取り戻すまで、そのままアウトに流れた。カナダのコースは、大体の場所でアペックスのすぐ外はウォールとなっているため、ハミルトンがウォールに接近させられた。これが「安全ではないコース復帰」として5秒のペナがヴェッテルに課せられたわけだけど、これは僕から見ればレーシングインシデントだ。これが認められたら、レースをするなってことになってしまうように思う。むしろ、あれで両者クラッシュアウトにならなかったことを賞賛すべき。まぁ、そうなったらそうなったで、ルクレールとボッタスの一騎打ちという別の面白さが出現したのだろうけど。

しかし現実は、あのペナルティによってヴェッテルとハミルトンの緊迫した戦い、という部分でのエンターテインメントとしてのF1の側面は崩壊した。これは戦いであると同時に「ショー」なのだ。その意識が、スチュワード含めたオーガナイザーとしてのFIAには全くなかったと言える。これではF1の人気が盛り上がらないのはこういう運営のせいだと指弾されるには十分だ。とにかく、この判断にはカナダGP1レースだけでなく、シーズンとしての見どころも激減、先のモナコのフェルスタッペンへのペナルティとの合わせ技で、これではスチュワードは「我々は公正だ」と言ったとしても、「いやいやそんなことはない」と視聴者に判断されたら少なくとも今年のF1人気は終了のお知らせだ。

ニキ・ラウダが死去

最近のF1ファンは、ラウダと言えば、メルセデスチームのアドバイザーとしてサーキットに現れる赤いキャップをかぶったおじいさんと言うイメージなんだろうか。

しかし、その実は70年代後半から80年代前半にかけてのトップドライバーで、フェラーリ、ブラバム、マクラーレンなどに参加して、3回のワールドチャンピオンと言う、プロスト、セナ以前の時代のヒーローだった。フェラーリ時代に、ニュルブルクリンクで大クラッシュで大火傷を負って、しかし六週間後には復帰したことから、「不死鳥」の二つ名でも呼ばれた。

ジェームズ・ハントとのライバル関係は、映画化もされてるし、そういう意味でも有名人。去年の後半から病に臥せっていたが、復帰することなく旅立った。

享年70はやはりまだまだ、と言わざるを得ないだろう。ご冥福をお祈りする次第。

2019年F1中国GPネット観戦記

F1通算1000レース目ということで、盛り上がっていたのか、ネットの回線状態があまり良くなく、特に序盤戦はほぼ見られなかったが、終わってみればまぁ順当かなという感じ。

予選から、メルセデス2台、フェラーリ2台、レッドブル2台という順序で並んだ。そうは言いながら、レッドブルの2台についてはタイムは拮抗せず、ガスリーのほうが0.5秒も下回ったのだけど、それでもその間にほかのチームが割って入れないという、なんというか下克上が起きえない順列になってしまっており、それが興味を削いでいるという指摘はもう今更にもなりつつある。

レースも、上位陣に大きな波乱はなく、スタートでハミルトンがボッタスをかわしたことと、同じようにヴェッテルに先行したルクレールのペースが上がらずヴェッテルに先行させるようにオーダーが出たこと、で、その割にはヴェッテルもがガンガン追い上げるという展開にはならず、オーダーには疑問が残ったこと。

そしてフェルスタッペンがフェラーリに対しアンダーカットを試みて、ヴェッテルに対しては成功しなかったものの、メルセデスを抑える目的でピットのタイミングを遅らせたルクレースの前に出ることには成功したというところくらいが上位陣で目立った順位変更。

ここまでだとつまんないレースだったのかと思われそうだけど、その閾値を下回るチームたちは一言でいえば「混沌」。FP3で大クラッシュを喫し、予選に出場できずピットスタートになったアルボンが終わってみればポイントゲットなど、7位以下の椅子取りゲームは非常に激しいものになっているので、そこを見ればとても面白いのだ・・・が。それがさらに上位には波及しないところが問題でありつつも、F1なんて、時代ごとに主役は変わるけど、常にそんな感じだったので、今更でもある。レギュレーションが変わるたびに、そのレギュレーションをうまく利用したチームが時代を築くのだ。それはもう仕方がないのでは。

そんなこんなで次戦はアゼルバイジャン。そろそろ勢力図も見えてきて、あとはアップデート合戦になっていくのだろうが、さて、どうなることやら。

2019年F1バーレーンGPネット観戦記

フェラーリは速いけど脆い?そんな感じを受ける一戦だった。

ポールはフェラーリのルクレール。ヴェッテルがフロントローに並び、メルセデスがセカンドローに付いたものの、タイム差は0.5秒近く、このペースでフェラーリに走られたら絶望的なタイム差だった。

ルクレールはスタートで出遅れたものの、レースの大半を制した。残り10周でフェラーリのエンジン?に異変が出て優勝を逃したが、セーフティカーに助けられ表彰台には踏みとどまった。ヴェッテルはどうしたのだろう?去年からの悪い流れがそのまま出てしまった感じで、フロントローからスタートではルクレールの前に出たものの、ペースも上がらないし、その後ハミルトンとの競り合いでたぶんタービュランスに巻き込まれてスピン。その後フロントウィングも落とし、5位に戻すのが精いっぱい。

メルセデスは予選のタイムでもレースペースでもルクレールに後れを取ったが、ルクレールのスローダウンで一気に落とした。ハミルトンに続き、ボッタスもルクレールを抜いたが、その直後にSCだったので、タイミング的にはギリギリ?

レッドブルは、どうやらマシンの設計思想がフェルスタッペンにフォーカスされている様子で、ガスリーは苦戦している。これでは、ポイントの取りこぼしも多くなり、コンストラクターズでは厳しいだろう。そしてさらに問題なのは、フェラーリにもメルセデスにも追い付いていないことか。フェルスタッペン自身は、残り3周でのSCがなければ、ファイナルラップくらいでルクレールを捉える可能性もあった。そんな棚ぼたを期待していたかというと微妙ではあるが、どんな形でもポイントはポイントなので。

マクラーレンはノリスが6位に飛び込んでスピードを見せた。サインツについては、彼も流れが悪い状況になっている。2戦連続リタイヤは本意ではないだろう。

あとは、ルノーの二台が同じタイミングでリタイヤしたのが気になる。どちらもちゃんと完走していればポイントを持ち帰ったはずだけど。

何れにせよ、だんだん勢力図が見えてきた。次戦は二週間後、中国は上海。ここも珍しいサーキットだけど、ここを終えるとアップデート合戦になるだろう。

2019年F1GP開幕、しかし

今年もF1が開幕した。

開幕直前、アルバート・パークまで元気に姿を見せていたと思ったチャーリー・ホワイティングが急逝されたとのことで、正直F1レースそのものといった存在感のある方が突然いなくなるという事態に見舞われたのだが、だからって開幕が延期されるわけでもない。

サーキットの承認とか、レースの運営とか、安全対策とか、彼が担当していた仕事はどれ一つとってもF1全体に大きく影響することばかり。後任をどうするとか、問題は山積みだけど、まずは開幕したオーストラリアGPを乗り切ることで、そのあと、後任は決定されるのだろうけど、やっていたことの大きさを考えたら、今年はF1は運営面で難儀な年になることが確定してしまった。これ、十数人くらいのプロジェクトを早急に立ち上げないと早晩行き詰まるよ。

今後起こることを一つ言えば、誰が優勝しても、その勝利はチャーリーに捧げられることは間違いないってこと。え?メルセデス、いや、ハミルトンがテストの結果と違って速い?それはいつものことだから、こうなることはわかってたよ。

2019年F1テストが始まる

バルセロナにて。

ダイジェスト映像も見たけど、っていうか、近年はテストでのタイムは全くあてにならないので、少しでも動いてる絵を見ないと予想もできない状況である。メルセデスなんか、テストでは一度もタイムを出す走りなんかしない。

短いダイジェスト動画とそれでも一応タイムを見ると、フェラーリは今年も良さそうだ。そして意外にタイムが出せているマクラーレン。走りを見ていて気になったのはレッドブル。ターンインのキレが鋭い。逆の意味で気になったのはルノー。グリップが薄いんじゃないか?メルセデスはやはり本気で走る気はなさそうだが動き自体は悪くないと思う。

一番問題なのは、3日目にならないと車が走り出さないというウィリアムズだね。テストは全体で10日もないので、1日でも走れないと、データ収集で致命的な遅れが出るのだ。2日走れないっていうのはもう話にならないって感じで、早くもパディ・ロウが失職の危機とか噂され始めている。

シーズンは長いが、序盤戦でつまづくとなかなか取り返せないのが現代のF1。開幕までは実力は明らかにならないが、今シーズンは意外と(オーガナイザーの思惑通りってことにはなるのか?)混戦になるのかもしれない。

あ、でも空力変更によるタイムダウンの狙いについては、序盤でキャッチアップされる可能性が非常に高い。こっちはほぼ予想通りだけど、つまりコースでのオーバーテイクが増えることにはなるまいというのが今の時点で早くも露呈した感じだよ。

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