モータースポーツ

F2ベルギーで、アントワーヌ・ユベール事故死

リプレイも見てはいるのだけど、その瞬間を捉えたカメラがなさそうなので、よく分からないというのが正直なところ。

ジュリアーノ・アレジのスピンが引き金っぽいのだけど、ベルギー、スパと言えばオー・ルージュだけど、そこでのクラッシュ。

マシンが真っ二つになっていたので、最悪な展開になるのは、辛い。

享年22。ご冥福をお祈りします。

レッドブルのドライバー変更

今年、マックス・フェルスタッペンが力を見せる一方で伸び悩んでいたピエール・ガスリー。かねがね噂的には、ガスリーが今季途中でもレッドブルからトロ・ロッソに降格されるというものがずっとあったが、夏休みに入ってそれがついに発動された。

で、注目のレッドブルへの昇格ドライバーだが、ポイント的に優位だったクビアトではなく、アレックス・アルボンに白羽の矢が立った。

これについては、色々解説や説明がなされているが、レッドブルは昔から、若手にチャンスを与えるチームだというのがあって、今回もその伝統に則ったものというのが僕の見方。

レッドブルというチーム、最初から4年くらいの間は、エースとしてマクラーレンで長らく走っていたベテランのデイビッド・クルサードを起用したが、セカンドドライバーは頻繁に入れ替えがあった。クルサードが引退した後も、ベテランであったマーク・ウェバーがドライバーを務めるものの、エースはセバスチャン・ヴェッテルになり、トロ・ロッソからの昇格によりドライバーが補充される体制となった。

トロ・ロッソの方はそれゆえに若手重視の政策がとられた。例えば2009年、その前の年で消滅したスーパーアグリからの移籍を目指し、テストに参加していた佐藤琢磨。テストでは、ドライバー候補とされるセバスチャン・ブエミ、セバスチャン・ボーデ(ブルデーとも発音されるね)よりも良いタイムを出していたにも関わらずドライバーとして採用されなかった。最近になって、これはブエミにチャンづを与えたかったため、二人よりも早いタイムを出した琢磨が敬遠されたという情報が入ってきた。

そんな感じで、トロ・ロッソがチームの体制として順位を上げるよりもレッドブル向けの若手の発掘の方が重視されていた、そしておそらくそれは、ホンダのテストを一年間かけて行ったことなども含め、今もそうだということなのだけど、それを考慮すると、すでにレッドブルで走った経験があるクビアトではなく、アルボンにチャンスを与えたということ。それでレッドブルトップチームでのプレッシャーにどう対処するかということで様子を見たいということだろう。

どのみち、来年以降もレッドブルはフェルスタッペン中心のシフトが組まれるだろう。その時に、できればダニエル・リカード並みに戦えるラインアップが必要だということで、当時のリカードに負けているクビアトの再昇格よりも、未知数であるアルボンという選択なのだ。しかし、そのレッドブルデビューがいきなりスパ・フランコルシャンとは、アルボンにとってはかなりキツいが、裏返せば大きなチャンスということだろう。まぁ、トロ・ロッソに戻ったガスリーとともに、様子を見てみようか。流れ次第では、山本尚貴にもF1デビューのチャンスが巡ってくるかもしれないしね。

2019年F1ハンガリーGPネット観戦記

メルセデス1強やメルセデス・フェラーリ2強ではダメで、もう1、2チーム絡んで誰が優勝するか読みにくい展開がやはり面白いのだ、ということがよくわかるレース展開が、この2〜3レースくらいで続いている。

シーズン序盤、フェラーリが下馬評通りではなく、レッドブルもホンダエンジンがまだまだ改善を要していたため、メルセデスに完全に突っ走られたが、ホンダがスペック2を投入してから風向きが徐々に変わってきたのを感じる。このハンガリーではついにフェルスタッペンがポールを奪った。もともとツイスティなハンガロリンクでは、空力に強いレッドブルにはチャンスがあると思っていたが、ドライの路面でポールを取れたというところに、ホンダのパワーが確実に上がってきている証を感じる。まだまだ本当のパワーサーキットではメルセデスに太刀打ちできるか微妙なところだが。

レース展開でも、レースの大半でフェルスタッペンがリードしていたので、その真価は確実と思われ、ハミルトンのタイヤ戦略が勝敗を分けた。2ストップでの第3スティントが始まった瞬間、フェルスタッペンより2秒近く早く、1〜2位間のギャップがピット作業を即座に下回った時点でフェルスタッペンは詰んでいた。こういう戦略でなんとかなる可能性があるというレースが面白いんだよね。ハミルトンが勝ったとは言っても、ぶっちぎり一人旅で勝たれてしまうよりはずっと面白い。

3位にはヴェッテルが滑り込み、3強で表彰台を分けた形。ボッタスは序盤でフロントウィングを壊し、ルクレールはタイヤ戦略でヴェッテルと結果が異なった。ガスリーが力負けしたのだけが妙に気にかかる3強の状況だった。

これでF1は夏休みに入り、ベルギーで再開。ここでの出来で、この力関係がどう変わっていくか。だんだん楽しみになってきた。

2019年F1ドイツGPネット観戦記

ごめん、ハンガロリンクでマックス初ポールとか行ってる時に先週の話題になってしまった(^_^;)。でも面白かったのでやはりドイツは書いておきたいのよ。
雨が降るとレースは面白くなる、というのはよく言われることだけど、話はそんなに単純ではない。エンジンパワー差は圧縮されるけど、雨の日に必要なのはロードホールディング。つまりメカニカルグリップ、空力については圧縮なんかされない。マシンバランスが最適化された車が強いってことで、それは結局、本当に強いマシンはどこでも強い、っていうことにつながるのだ。

と、前置きをして。ドイツGPは予選はドライ、決勝は雨となった。この予選でも波乱があり、ヴェッテルはQ1すら走れず最下位スタート、ルクレールもQ3で走れず10位スタートとフェラーリが沈んだ。メルセデスはハミルトンがポール、ボッタスが3位と相変わらずの強さで、フェルスタッペンとガスリーのレッドブル勢が2位、4位ということで、フェラーリを除けば無風な予感だった。

それが、決勝の雨で一変した。スタートからSC先導で回っているときは、各ドライバーとも「レースできるよ」「やろうぜ」みたいな無線が飛び交ったものの、スタートしてみるとフェルスタッペン、ガスリーは出遅れ。しかも2周目にはペレスがコースアウトでまんまとSC導入。ちょっとな、と思ったけどまぁそれでも数周後にレースは再開。この雨で、特に最終コーナーのアウト側はほぼスキッドパッド。これはねぇわと思っていたところ、そこにはまるマシンが続々。ルクレール、ハミルトン、ヒュルケンバーグ、ボッタスが結局クラッシュ組(ハミルトンは復帰)、ライコネン、フェルスタッペンはなんとかクラッシュ回避組。まぁ、それでも昔はコースアウトしたらグラベルにはまって亀の子状態になるマシンが続出なんてこともあったし、最近コースアウトしてもそんなに減速されずにコースに戻れてしまう風潮は何か違うと感じていたところ、こういうコース外では厳しい裁きが待っているっていうのは、ありなんだと思う。ただ、ほぼ減速できずにバリアまっしぐらは勘弁してほしいし、危険でもある。

そんなこんなでメルセデスは自滅、フェラーリもルクレールが消える中で、フェルスタッペンとヴェッテルが魅せてくれた感じもあり、タイヤ交換が5回とか尋常ではないレースだったけど、面白く見ることができた。優勝はフェルスタッペン、2位はドンケツスタートのヴェッテルとか最高じゃないか。3位にトロ・ロッソのクビアトが滑り込み、メルセデス、フェラーリ、レッドブル以外では久々のポディウム。やはり、マシンの出力差だけでもある程度圧縮されれば他のマシンもそれほど悪いつくりじゃないってことが証明された感もあり、エンジンルールが変わるだけで他が何も変わらなくても面白いレースは見られるような気がした。


2019年イギリスGPネット観戦記

毎回のようにスタート瞬間に画像が落ちるのはもう慣れたけど、メルセデスが勝ち続けるのには慣れないなぁ(^_^;)。今回のように2台のマッチレースになるのは、お腹いっぱいって感じ。

フリープラクティスまではフェラーリもレッドブルもいい線行ってるんじゃないのと思わせておいて予選で他のチームに絶望を与え、本戦ではどうにもならんわと思わせるこのやり方。なんだかなぁ。

しかも負うべき立場のフェラーリが全然、というかヴェッテルがフェルスタッペンにまさかの追突、あり得ない。今シーズンはメルセデス、ハミルトンで盤石すぎて、もう。あとは一戦一戦で一喜一憂しながら観るのが今年は正解だ、多分。

2019年F1オーストリアGPネット観戦記

終了直後には審議があったので、その場で興奮のままに書くのは、と思っていたが、こういうことがあるからF1観戦はやめられない。

ついにメルセデスの連勝がストップ。今回はトラブルなどではなく、予選でもポールが取れず、いわゆる「力負け」だったのだから、フランスからのこの一週間で何が起きたのか。フェラーリ・ルクレールがポールで、ハミルトンが2番手を取るもペナルティで降格、フェルスタッペンがフロントローでのスタートとなった。

そのフェルスタッペン、スタートでアンチストールが働く大きなミス。7番手まで落ち、一方のルクレールはそのままトップをキープでレースが進む。ヴェッテルのペースが素晴らしかったのだけど、ピットストップでタイヤが準備できていないという痛恨。ハミルトンもアペックスでフロントウィングを損傷してストップでフロントウィング交換ということになっていて、今回ハミルトンの見せ場はなかったという不思議。

この時点で、これはルクレール初優勝かと思っていたのだけど。タイヤを交換してからフェルスタッペンの猛追。ヴェッテル、ボッタスを次々にかわし、さらに5秒ほどあったルクレールとの差もガンガンに詰めていく。途中、ヴェッテルがソフトタイヤに変更して記録したファステストもそのままの状態で塗り替えるという圧巻の追い上げ。見ている方もテンション爆上がり。

そして69周目、DRSからのフェルスタッペンの仕掛け。マシンは完全にインに入っていたが、アウトからルクレールも粘ったため、接触プレイ。このところの審議→ペナルティの嫌な流れがよぎったが、今度こそレーシングインシデントで片付けて欲しかったが、そのようになったので、フェルスタッペンの今季初優勝が確定。ルクレールはついてないし、ティフォシたちも納得はしていまいが、やっぱり僕は日本人なんだよね。ホンダの復活勝利に乾杯!である。

少なくとも、今回はフェラーリ、メルセデスを戦略ではなくコース上でオーバーテイクしての勝利なので達成感も大きいのではないか。レッドブルの予測ではシンガポール、僕の予想はもうちょっと早くてハンガリーではチャンスがあるんじゃないかと思っていたが、それよりも早く初優勝が達成された。おめでとう!



2019年ル・マン

24時間走り続けるということは、その間に何が起こるかわからない。何年かおきにそれを思い起こさせられるが、今年もそんな感じだったね。

基本的にはトヨタのNo.7(可夢偉、ロペス、コンウェイ)とNo.8(一貴、アロンソ、ブエミ)の一騎打ちの様相で、それはまぁ予想通りの展開。最終スティント、残り1時間の段階で、No.7の方が2分ほど前を走っていたのだが、アンカーのロペスの時になんとパンク。そのおかげでNo.8が逆転優勝ということになった。

一貴、アロンソ、ブエミは2年連続優勝ということに。これでアロンソが離脱するので、来年はまた異なるドラマが生まれるのだろう。メーカーがもっとLMP1に復帰してほしいものだし、またレギュレーションの変更がありそうなので、もっと多数のメーカーが競り合う展開を希望。

何れにせよ、今年はトヨタ2連勝ということで幕を閉じた。おめでとう、トヨタ。

2019年F1カナダGPネット観戦記

その日、F1はエンターテインメントを捨てた。

今年は(も?)メルセデス&ハミルトンに決まりなので、見るだけは見て、観戦記はもういいかなと思っていたのだけど、今回のヴェッテルの対するスチュワードの判断は、僕の目からはおかしいと感じたのでそこの点にだけはきちんとコメントを出しておきたい。

48周目のターン4。ヴェッテルはそこでバランスを崩し、アウト側のグリーンにコースアウトした。スチュワードを擁護するなら、ここでヴェッテルがバランスを崩した時点で負けだという論法がないとは言わない。が、バランスを崩しただけでは抜かれないコースも数多ある。

コースアウトしたヴェッテルはそのままコースに戻るのだけど、そのアウト側にハミルトンがいて、ヴェッテルがバランスを取り戻すまで、そのままアウトに流れた。カナダのコースは、大体の場所でアペックスのすぐ外はウォールとなっているため、ハミルトンがウォールに接近させられた。これが「安全ではないコース復帰」として5秒のペナがヴェッテルに課せられたわけだけど、これは僕から見ればレーシングインシデントだ。これが認められたら、レースをするなってことになってしまうように思う。むしろ、あれで両者クラッシュアウトにならなかったことを賞賛すべき。まぁ、そうなったらそうなったで、ルクレールとボッタスの一騎打ちという別の面白さが出現したのだろうけど。

しかし現実は、あのペナルティによってヴェッテルとハミルトンの緊迫した戦い、という部分でのエンターテインメントとしてのF1の側面は崩壊した。これは戦いであると同時に「ショー」なのだ。その意識が、スチュワード含めたオーガナイザーとしてのFIAには全くなかったと言える。これではF1の人気が盛り上がらないのはこういう運営のせいだと指弾されるには十分だ。とにかく、この判断にはカナダGP1レースだけでなく、シーズンとしての見どころも激減、先のモナコのフェルスタッペンへのペナルティとの合わせ技で、これではスチュワードは「我々は公正だ」と言ったとしても、「いやいやそんなことはない」と視聴者に判断されたら少なくとも今年のF1人気は終了のお知らせだ。

ニキ・ラウダが死去

最近のF1ファンは、ラウダと言えば、メルセデスチームのアドバイザーとしてサーキットに現れる赤いキャップをかぶったおじいさんと言うイメージなんだろうか。

しかし、その実は70年代後半から80年代前半にかけてのトップドライバーで、フェラーリ、ブラバム、マクラーレンなどに参加して、3回のワールドチャンピオンと言う、プロスト、セナ以前の時代のヒーローだった。フェラーリ時代に、ニュルブルクリンクで大クラッシュで大火傷を負って、しかし六週間後には復帰したことから、「不死鳥」の二つ名でも呼ばれた。

ジェームズ・ハントとのライバル関係は、映画化もされてるし、そういう意味でも有名人。去年の後半から病に臥せっていたが、復帰することなく旅立った。

享年70はやはりまだまだ、と言わざるを得ないだろう。ご冥福をお祈りする次第。

2019年F1中国GPネット観戦記

F1通算1000レース目ということで、盛り上がっていたのか、ネットの回線状態があまり良くなく、特に序盤戦はほぼ見られなかったが、終わってみればまぁ順当かなという感じ。

予選から、メルセデス2台、フェラーリ2台、レッドブル2台という順序で並んだ。そうは言いながら、レッドブルの2台についてはタイムは拮抗せず、ガスリーのほうが0.5秒も下回ったのだけど、それでもその間にほかのチームが割って入れないという、なんというか下克上が起きえない順列になってしまっており、それが興味を削いでいるという指摘はもう今更にもなりつつある。

レースも、上位陣に大きな波乱はなく、スタートでハミルトンがボッタスをかわしたことと、同じようにヴェッテルに先行したルクレールのペースが上がらずヴェッテルに先行させるようにオーダーが出たこと、で、その割にはヴェッテルもがガンガン追い上げるという展開にはならず、オーダーには疑問が残ったこと。

そしてフェルスタッペンがフェラーリに対しアンダーカットを試みて、ヴェッテルに対しては成功しなかったものの、メルセデスを抑える目的でピットのタイミングを遅らせたルクレースの前に出ることには成功したというところくらいが上位陣で目立った順位変更。

ここまでだとつまんないレースだったのかと思われそうだけど、その閾値を下回るチームたちは一言でいえば「混沌」。FP3で大クラッシュを喫し、予選に出場できずピットスタートになったアルボンが終わってみればポイントゲットなど、7位以下の椅子取りゲームは非常に激しいものになっているので、そこを見ればとても面白いのだ・・・が。それがさらに上位には波及しないところが問題でありつつも、F1なんて、時代ごとに主役は変わるけど、常にそんな感じだったので、今更でもある。レギュレーションが変わるたびに、そのレギュレーションをうまく利用したチームが時代を築くのだ。それはもう仕方がないのでは。

そんなこんなで次戦はアゼルバイジャン。そろそろ勢力図も見えてきて、あとはアップデート合戦になっていくのだろうが、さて、どうなることやら。

2019年F1バーレーンGPネット観戦記

フェラーリは速いけど脆い?そんな感じを受ける一戦だった。

ポールはフェラーリのルクレール。ヴェッテルがフロントローに並び、メルセデスがセカンドローに付いたものの、タイム差は0.5秒近く、このペースでフェラーリに走られたら絶望的なタイム差だった。

ルクレールはスタートで出遅れたものの、レースの大半を制した。残り10周でフェラーリのエンジン?に異変が出て優勝を逃したが、セーフティカーに助けられ表彰台には踏みとどまった。ヴェッテルはどうしたのだろう?去年からの悪い流れがそのまま出てしまった感じで、フロントローからスタートではルクレールの前に出たものの、ペースも上がらないし、その後ハミルトンとの競り合いでたぶんタービュランスに巻き込まれてスピン。その後フロントウィングも落とし、5位に戻すのが精いっぱい。

メルセデスは予選のタイムでもレースペースでもルクレールに後れを取ったが、ルクレールのスローダウンで一気に落とした。ハミルトンに続き、ボッタスもルクレールを抜いたが、その直後にSCだったので、タイミング的にはギリギリ?

レッドブルは、どうやらマシンの設計思想がフェルスタッペンにフォーカスされている様子で、ガスリーは苦戦している。これでは、ポイントの取りこぼしも多くなり、コンストラクターズでは厳しいだろう。そしてさらに問題なのは、フェラーリにもメルセデスにも追い付いていないことか。フェルスタッペン自身は、残り3周でのSCがなければ、ファイナルラップくらいでルクレールを捉える可能性もあった。そんな棚ぼたを期待していたかというと微妙ではあるが、どんな形でもポイントはポイントなので。

マクラーレンはノリスが6位に飛び込んでスピードを見せた。サインツについては、彼も流れが悪い状況になっている。2戦連続リタイヤは本意ではないだろう。

あとは、ルノーの二台が同じタイミングでリタイヤしたのが気になる。どちらもちゃんと完走していればポイントを持ち帰ったはずだけど。

何れにせよ、だんだん勢力図が見えてきた。次戦は二週間後、中国は上海。ここも珍しいサーキットだけど、ここを終えるとアップデート合戦になるだろう。

2019年F1GP開幕、しかし

今年もF1が開幕した。

開幕直前、アルバート・パークまで元気に姿を見せていたと思ったチャーリー・ホワイティングが急逝されたとのことで、正直F1レースそのものといった存在感のある方が突然いなくなるという事態に見舞われたのだが、だからって開幕が延期されるわけでもない。

サーキットの承認とか、レースの運営とか、安全対策とか、彼が担当していた仕事はどれ一つとってもF1全体に大きく影響することばかり。後任をどうするとか、問題は山積みだけど、まずは開幕したオーストラリアGPを乗り切ることで、そのあと、後任は決定されるのだろうけど、やっていたことの大きさを考えたら、今年はF1は運営面で難儀な年になることが確定してしまった。これ、十数人くらいのプロジェクトを早急に立ち上げないと早晩行き詰まるよ。

今後起こることを一つ言えば、誰が優勝しても、その勝利はチャーリーに捧げられることは間違いないってこと。え?メルセデス、いや、ハミルトンがテストの結果と違って速い?それはいつものことだから、こうなることはわかってたよ。

2019年F1テストが始まる

バルセロナにて。

ダイジェスト映像も見たけど、っていうか、近年はテストでのタイムは全くあてにならないので、少しでも動いてる絵を見ないと予想もできない状況である。メルセデスなんか、テストでは一度もタイムを出す走りなんかしない。

短いダイジェスト動画とそれでも一応タイムを見ると、フェラーリは今年も良さそうだ。そして意外にタイムが出せているマクラーレン。走りを見ていて気になったのはレッドブル。ターンインのキレが鋭い。逆の意味で気になったのはルノー。グリップが薄いんじゃないか?メルセデスはやはり本気で走る気はなさそうだが動き自体は悪くないと思う。

一番問題なのは、3日目にならないと車が走り出さないというウィリアムズだね。テストは全体で10日もないので、1日でも走れないと、データ収集で致命的な遅れが出るのだ。2日走れないっていうのはもう話にならないって感じで、早くもパディ・ロウが失職の危機とか噂され始めている。

シーズンは長いが、序盤戦でつまづくとなかなか取り返せないのが現代のF1。開幕までは実力は明らかにならないが、今シーズンは意外と(オーガナイザーの思惑通りってことにはなるのか?)混戦になるのかもしれない。

あ、でも空力変更によるタイムダウンの狙いについては、序盤でキャッチアップされる可能性が非常に高い。こっちはほぼ予想通りだけど、つまりコースでのオーバーテイクが増えることにはなるまいというのが今の時点で早くも露呈した感じだよ。

「ザウバー」の名前がF1から消える

1993年の参戦以来、一時期BMWに所有権が渡ったときにも、ロングボウ・ファイナンスに売却したあとも、消えなかったザウバーの名前が、ついに消えることに。今年から、「アルファ・ロメオレーシング」になるのだという。

思えば、1993年、メルセデスエンジン(いや、当時はイルモアか)とともに、ハインツ・ハラルド・フレンツェン、カール・ヴェンドリンガーを擁してF1に参戦してきたザウバー。黒いボディに銀のロゴ、エンブレム。カッコよかったので思わずマグカップを買ってしまったほど。今は割れちゃって、ないけど(^_^;)。当時は英語読みで「ソーバー」とも呼ばれていた。

ライコネンやマッサ、ペレス、グティエレスらがザウバーからデビュー。優勝1回、コンストラクター最高成績は2001年の4位。インディペンデントな(メーカーからの縛りがない)チームとしては長寿な方ではある。一時期は存続がかなり危ない時期もあったけど、今は力も取り戻してきており、悪くない状況にある。

アルファ・ロメオレーシングという名称にはなるが、チームの本体はザウバーチームから離れるわけではないらしい。あくまで「今のところは」といった感じではあり、早速「フィアットがチームを完全買収」の情報も出てきている。BMWのときのように、数年で撤退なんてことがないように祈っている。

デイトナ24時間、キャデラックDPiが優勝

って言っても、誰が乗っていたかが重要。

フェルナンド・アロンソ、小林可夢偉、ジョーダン・テイラー、レンジャー・バン・デル・ザンの4名。

「キャデラック」っていきなり言われても、レースのイメージは日本ではあんまりないんじゃないか。キャデラックで普通に思い起こされるのは良くも悪くもアメリカンな高級車ではなかろうか。

しかし、少なくともこの数年はデイトナに参戦している。ウェイン・テーラー・レーシングが2年ぶりの優勝請負人として、トヨタのWECチームからアロンソと可夢偉を招聘したというわけで、なぜ一貴じゃなかったのかという疑問はあるにせよ、彼らが結果を出してみせたということのようだ。デイトナで日本人がポディウムの頂点に立つのは92年の星野一義・長谷見昌弘・鈴木利夫以来27年ぶりというから時代を感じさせる。写真を見たけど、写真に雨粒が映り込むほどの大雨で、中断や終了切り上げなど、荒れたレースだったみたいだけど、最後の中断前にトップに立っていた彼らが勝利を掴んだ。

しかし、思うに、アロンソも可夢偉もそして一貴も含め、今のF1以外で大活躍を見せているということに、逆にF1の異常さを感じる。今はとりあえずF1の件は置いといて、彼らを祝福しよう。

ミック・シューマッハ、フェラーリドライバーズアカデミーに加入決定

ミハエル・シューマッハの息子、ミック・シューマッハ。

今年、ミックはF2に挑戦することが決まっているが、メルセデスとの争奪戦をフェラーリが制した感じになる。もちろん、F2での成績次第にはなろうが、来年以降、ハース、もしくはザウバーでF1に参戦する可能性はあると言うこと。

ミハエルは数年前のスキー事故以来、公の場に姿をあらわすことはなくなってしまったが、「シューマッハ」の名前ももちろんだけど、彼を彷彿とさせるだけの実力をミックが備えるようになって、F1に昇格することは、彼らのファンにとっては何より、ってことになろう。アロンソが復帰してミハエルの息子と戦うとかだったら面白いショーにはなりそうだけど、そこまではどうだろうね?

少なくとも、F1にそう言うエンターテインメントがあることは、盛り上がるためにはいいのではなかろうか。何れにせよ、ミックは「これから」なので過度な期待はしないほうがいいんだけどね。

フェラーリ マッティア・ビノットをチーム代表に抜擢

マウリシオ・アリバベーネを更迭と書くべきか。

去年のマシンはテクニカル・ディレクターであったビノットの指揮で作製された。そしてそれは、少なくとも序盤では、最強と言われたメルセデスを凌駕してみせた。しかし、フェラーリの前の会長セルジオ・マルキオンネが亡くなった頃から、妙なちぐはぐさを見せ、フェラーリは失速していった。

それを見て、ファンは「自滅」と表現したが、ある意味それは正しかったのかもしれない。マウリシオとマッティアの間には少なからず確執があったとされたが、今回、マシン開発の最終ステートに差し掛かろうというこの時期での代表交代劇を見ると、それは正しかったことが示された感じに見える。

元ベネトン〜ルノーの代表だったフラビオ・ブリアトーレや昔フェラーリの代表をしていたチェーザレ・フィオリオなどは、この交代を高く評価しているようで、マウリシオにはF1チームをマネジメントできなかったと手厳しい。だからといって、例えばマシンデザイナーのエイドリアン・ニューウェイがチームを率いることができるかって言うとそれには疑問符がつくので、今回の抜擢が正解であったかどうかは、来期末を見ないとわからないのだ。

噂レベルでは、やはり元代表で、今はランボルギーニにいるステファノ・ドメニカリを戻すという話もあるけど、あまり鵜呑みにしないほうが良かろう。

しかし、今季の状態をそのまま引き継いで勝てるようになるかというと、それについては今年の二の舞になる可能性のほうが大きいと考えるのが自然なのかもしれない。ライコネンが去って、ルクレールが加入と、ドライバー体制には変化があるけどね。これでまた落とすようだと、一番風当たりが強くなるのはエースドライバーたるセバスチャン・ヴェッテルその人になるだろう。

ルクレール、フェラーリ加入が決定

今季、ザウバーから新人として参戦していたシャルル・ルクレール。フェラーリのエンジンが投入されており、アルファロメオとして参戦はしているが、その中でもここまでのシーズンで5戦入賞を果たしており、評価も上がってきている。そんな彼は、フェラーリの育成プログラムのドライバーであり、遠くない将来にはフェラーリに抜擢されるとされていた。最近ではそれが「いつ」になるかだけが問題だった。

一方で、フェラーリはセバスチャン・ヴェッテルとキミ・ライコネンというラインアップでやってきていた。ヴェッテルとライコネンはプライベートでも仲がよいとされており、今年の契約もヴェッテルがそれを望んだからではないかと言われている。が、最近ちょっと様子が変わってきて、イタリアGPでは、予選時にヴェッテルにスリップストリームを使わせなかったとか、決勝スタート時もヴェッテルのスピンの遠因にライコネンがヴェッテルから自分の順位を守ったためではないかという動きもあり、ヴェッテルもレース後「サポートは必要ない」とか言い出す始末で、このコンビの終わりを予感させるものではあった。

で、ライコネンは年も年だしそろそろ引退になるのかなと思っていた。このイタリアでポールを取るなど、まだやれる雰囲気はあるけど、それはトップチームだからで、中堅以下のチームに加入してやれるかっていうと、アロンソ見ればそれは明らかなわけで。しかし発表を見たらそこは予想が覆っていて、ルクレールとライコネンのスワップという形に落ち着いた。しかも驚いたことにライコネンは2年契約ときた。フェラーリにしては破格だけど、ザウバーの存在意義って、BMW時代をけば、最初から一貫して有望な新人の発掘というのがあって、そこにベテランが2年も席をキープするというのはいささか疑問。ニューフェイスのベンチマークとしては有能ではあるが、あと考えられるところとしては「アルファ」としてはどうだろう、という部分か。ニューフェイス開拓はハースにやらせればいいという考え方もあるし(現状は全然そうなっていないが(^_^;))。

ともかく、今年はどんどんシートが埋まっていくしラインアップは大きく変わる年になった。来季の勢力がどうなるかちょっと楽しみだね。

Moto GP2で、他車のブレーキを握る危険行為

いや、これは動画見たけど、ひどいね。

2輪レースのサンマリノGP、Moto2にて、ロマーノ・フェナディなるライダーが、ポジションを争っていた相手のバイクのブレーキを握るという行為で失格。チームからも即座に解雇となった。

バイクのブレーキは、ハンドルについている前ブレーキと、右足で操作するリアブレーキペダルと2系統あるんだけど、「握る」っていうくらいなので、彼がかけたのは前ブレーキ。後ろが滑るんならまだしも、前がスキッドした2輪車がどうなるかなんて、想像もしたくない。相手のステファノ・マンシィはよく転倒せずに立て直したもんだと思う。当然、直後にブラックフラッグが出ている。

でも、これは前代未聞としか言いようがなく、これができるってわかってしまったからには、防止するためにはバイクの構造から変えないといけなくなってしまうかもしれない。もしくは相手の人格を信じるしかないのだ。こんなライダーがいるってだけでレースは成り立たなくなる。永久追放でもいいんじゃないか、これ。

来季のマクラーレンはサインツ&ノリス

ということで、来季のマクラーレンは、カルロス・サインツJr.とランド・ノリスの体制になることが発表となった。エンジニアとしてジェームス・キーとパット・フライが加入することも前後して発表しており、いろいろ改善しようとはしている。ジェームス・キーの能力に疑いはないので、来季から多少は上昇に転じるかもという期待はある。

それにしても、これでストッフェル・ファンドールネが放出ということになった。これはかなりもったいない見切りだとは思うが、ノリスも期待できるし、契約が切れてフリーになるのを恐れたという見方もある。ザク・ブラウンはこのファンドールネについて、「今でも高く評価している」とか言い、「私が2つのシートが開いてるチームを運営していたら、彼を獲得するだろう」とかなんとか。笑わせてくれる。だったら彼を確保しとけばいい話。ノリスのほうがいいと判断したから交代するのだろう?「トロロッソは彼を獲得すべき」まで言い放つようではもう救いもない。他のチームが誰を獲得するかはそこの運営の思惑次第で、まさに余計なお世話である。トップがこの体たらくだから方向性が一貫せず、迷走するのだ。アロンソにいいように振り回されてきた結果がこれなのだ。ロン・デニスだったら、そもそもアロンソにだってここまで言わせないだろう。フェラーリだってアロンソが言いたい放題やってくるようになったので放出したのだ。ま、来年この体制がどこまでやるのか、続くのか、様子を見てみたい。

2017年イタリアGPネット観戦記

いやー、うっかりベルギーGP見逃しちゃった(^_^;)。

って、この程度で済んでしまうのが、今のF1界と日本のファンの状況を象徴的に表してると思うので、なかなか危機的だと思う。

さて、イタリアGPだけど、ポールが久々にライコネン、セカンドローにヴェッテルということで、フロントローにフェラーリが並べば、イタリアのティフォシにとっちゃ期待せざるを得なかったんだろうけどね。オープニングラップでヴェッテルがまたやらかしてしまう。これではマシンがいくら良くてもヴェッテルのチャンピオンの目はない。まぁハミルトンをアウトに吹っ飛ばしていたらペナルティもついて大騒ぎだったとも思うけど、自分が回って最後尾に落ちただけなので、インシデントで処理されてる。ライコネンが久々に優勝かと思いきや、ステイアウトで引っ張ったボッタスを抜きあぐね、その間にハミルトンに付かれてしまう。あとはハミルトンがいつライコネンを仕留めるか、それだけで、仕留められたらライコネンには逆襲する余力はなかった。

ボッタスのサポートによりハミルトン優勝、ライコネンが2位、フェルスタッペンはボッタスを弾き飛ばしたので5秒ペナルティが出て、ボッタスが3位。メルセデスの誤算は、フェルスタッペンから4秒でヴェッテルが飛び込んだおかげでヴェッテルが4位になったことくらいだろうか。

ハミルトンがライコネンを抜くまでは駆け引きとか面白かったけど。フェルスタッペンが5位で、以下オコン、ペレス、サインツ、ストロール、シロトキン。ウィリアムズは久々にダブルポイントで復調の兆し。6位に入っていたグロージャンはマシン規定違反により失格、ハースから酵素が出ているので、6位以降は今の所暫定だけどまぁ覆らないだろう。

次は二週間後、シンガポール。さて、どうなるだろうかね。

サインツはルノー、レッドブルはガスリー

リカードがルノーに移籍、アロンソが参戦休止という状況を受けて、更にドライバーのシフトが進展。

ルノーが早々とリカード、ヒュルケンバーグのラインアップを決めたことでルノーから放出が決まった、レッドブルからのレンタル移籍だったサインツは、レッドブルには戻らずにアロンソが抜けたマクラーレンへ。これを見るに、ドライバーたちからはホンダへの疑念が払拭されていないことが見て取れる。トロ・ロッソは去年と遜色ない結果を出しているので、ルノーに劣るということは決してないのだけど、上回っているわけでもないので、疑問なんだと思われ、それがリカードとサインツの動きになってるんじゃないかと。

サインツについて言えば、マックスとの一騎打ちの再現よりは、ファンドールネのほうが与しやすいと見たかもしれないという側面もある。ただ、マクラーレンが再び浮上するかどうかは未知数。来季も苦戦が続くんじゃないかと思うが、加入予定のジェームズ・キーは下位チームを引き上げるのがうまいので、そこに期待。

レッドブルはこれでガスリーを昇格させるしか手はなくなった。ガスリーはホンダエンジンを1年経験済みでの加入ということになるので、来季、すくなくとも序盤はマックスと互角にやれるかもしれない。厳しいのはガスリーを抜かれるトロ・ロッソで、ハートリーが今後上向かないと、人材不足があからさまになっているから。

アロンソ、来季F1休止へ

「復帰」に含みをもたせた「休止」という表現だけど、このままの感じだと、戻って来ない可能性の方が高そうに思える。

そもそも、アロンソのここまでの経緯を見るに、シェクターも言及してるけど、なんかこう、トラブルが多いんだよね。最初のマクラーレンの時のハミルトンとの確執やライゲート、そのあとルノーに戻ってのクラッシュゲート。フェラーリでもマルキオンネとの確執あったし、マクラーレンに来てもホンダに対する「GP2エンジン」発言やら何やら、今年ルノーにスイッチしてもダメダメで、ついにブイユをも更迭と、穏やかだった時代の方が少ないような気がする。脂の乗った時期のミハエルを2年連続で破った実力は本物だとは思うけど、裏返せばその頃が絶頂としか言いようがないじゃないか。アロンソを御すことができたのは結局ブリアトーレだけだった。残念ながらね。

後釜に座るのがサインツだそうで、さてマクラーレンがどう変わるかだけど、正直な話をすれば何も変わらないと思う。極言すれば次のウィリアムズという感じしかしない。来季はって、すでに今季も終わらないうちに大胆な話だけど、メルセデス、フェラーリ、レッドブルにルノーがどう絡むかという構図にしかならないと思うんだよね。レッドブルがホンダへのスイッチに失敗すれば、レッドブルとルノーの力関係は逆転するだろう。その下は多分何も変わらないよ。

結局、「テスト」という名の練習も積めず、レギュレーションでガッチガチに固められて「アイデア勝負」も99%封じられている以上、「開発」とかいう名前の「札束での殴り合い」にしかならなくて、それができるのはこれらのチームに限られるのだから。そういう意味ではアロンソのいう「面白みに欠ける」ってのも当たってるとは思うよ。

リカードがルノーに!?

いや・・・。レッドブルを出たいのかな、という兆候はあったとは思うけど、一般的な噂ではメルセデス、フェラーリのどちらかとされていた。そんな中、メルセデスがへミルトン、ボッタスの残留を決定させ、フェラーリはというと、おそらくヴェッテルが拒否権を出すはずだから、いく場所はないのかと思っていたところ、ルノーだっていうから、ちょっとびっくり。

ルノーはルノーで、リカードの相方はヒュルケンバーグだっていうじゃない。サインツがこれで宙に浮いた。いやまぁ、レッドブルからのレンタル移籍だから、レッドブルにもどる道はあるのかもだけど、フェルスタッペンとまた組みにいくとも思えないし、一気に来季のストーブリーグが夏なのに更に熱くなってしまった。予想してることはあるけど、リカードのルノーっていうのが予想外なので、ちょっと黙って様子を見たほうがいいかも・・・。

2018年F1フランスGP ネット観戦記

フランスGP。この名称がカレンダーに復帰したのは実に10年ぶり。その間にはフランス関連で言ったらレッドブル・ルノーの活躍(からやや不調に陥る流れ)、エステバン・オコンやピエール・ガスリーのドライバーとしての頑張りなどもあり、F1シーンからフランスが消えたというわけではない。むしろ日本よりは継続していたのではなかろうかとか思ったり。それでもフランスGPはカレンダーから消えていたが、ともかく今年からカレンダーに復帰した。そこはリバティ・メディアが頑張ったと言わなければいけないのかな。

実際の今年のレースでは、そのフランス人レーサー二人が早々にクラッシュとか、フランスにとってはあまりうれしくない結果になったし、それ以外でもヴェッテルがボッタスにスタート直後に追突かまして波乱のレースとはなったのだけど、ポールを取ったハミルトンは別世界でゆうゆうポール・トゥ・ウィンを果たしたというレースではあった。この結果でポイントリーダーは再びヴェッテルからハミルトンに変わり、そういう意味では面白い流れにはなっている。夏まではこんな感じでメルセデスとフェラーリの争いが続くのだろう。

でもま、昨夜はF1よりもサッカーのほうが面白かったんじゃないかな。川島の「プチ反動蹴速迅砲」的なパンチングミス、てかなぜそこでパンチングを選択したかみたいな(^_^;)。

2018年F1モナコGPネット観戦記

前回のスペインは車検など諸事情で飛ばしてしまった。今回はモナコということで、レッドブルが良さそうではないかという下馬評だったが、レッドブル勢は明暗が分かれるというか、リカードがポールを奪取する一方で、フェルスタッペンは午前のプラクティスのクラッシュによりノータイム、最後尾発進という両極端な予選結果となった。

フロントローにヴェッテル、セカンドローにはハミルトン、ライコネンという布陣だったのだけど、結果を見ればこのあたりはそのままゴール、予選上位陣無風という結果。序盤のフェルスタッペンのオーバーテイクショーも数周後に中位くらいで止まり、そのあとは膠着状態。ヴェッテルはリカードと2秒位の差でずーっと来ていて、そこはやや緊迫していたけど、終盤にトロ・ロッソのハートリーにザウバーのルクレールが追突。ヴァーチャルセーフティカー導入のタイミングでピットに入ったファンドールネが、あろうことかリカードとヴェッテルの間に割り込み、ヴェッテル戦意喪失という感じ、後味は良くないエンディング。というわけであまり語ることの多くないモナコGPとなった。

最後に結果を。優勝リカード、2位ヴェッテル、3位ハミルトン。以下ライコネン、ボッタス、オコン、ガスリー、ヒュルケンバーグ、フェルスタッペン、サインツがポイント獲得。アロンソはリタイヤでポイントゲットを逃し、ファンドールネもポイントゲットならずで、マクラーレンは今季初めてノーポイントに終わったが、まぁ去年よりはいいシーズンと言えるのだろうし、トロ・ロッソもそれほど落としていないので、去年のラインアップだったらどう、というのはもういいんじゃないかと。

2018年F1アゼルバイジャンGPネット観戦記

何というレースだ、まったく。

あのコースでF1に限らずマシンが走り回る姿を見て、みんなどう思ってるんだろう。途中のくねったコーナーなんか完全に2車線くらいの田舎道をコースにした感じで、そういうコースでF1走らせるのはモナコだけで十分だと毎回(今年で3回目)思う。

そんなコースなうえに、今年は開催が6月だったのが1ヶ月以上前倒しされた結果、路面温度も低く、また今回は風もすごいことになっていたため、スタート前からいい予感な材料は何一つなかったと言える。予選も、プラクティスまでは最速だったライコネンがミスって6番手に沈んだが、フェラーリが最速という感じで決勝を迎えた。ポールはヴェッテル、フロントローにはハミルトンがつけたが、メルセデスはここでも苦戦という感じではあった。今回調子がいい中段チームはフォース・インディア。ほんとにレースごとにチーム変動がある。

で、決勝がスタートするとそのフォース・インディアの一台であるオコンがライコネンにかぶせて(というふうに映像では見えた。オコンはライコネンが突っ込んできたと当然言ってる)クラッシュしてる。オコンはそのままリタイヤ、ライコネンもフロントウィングを壊したのでピットへ。いきなりセーフティ・カーが導入された。

その後、ヴェッテルがタイヤ交換までリードしていたのだけど、タイヤ交換のタイミングを伸ばしたボッタスが前に出て、その数周後に事故は起きた。よりによってレッドブルの2台、リカードがフェルスタッペンに追突をかましてしまう。ただ、リカードが綺麗に追突したので(きっと、避けきれないところで素直に真ん中に当てることに、とっさの判断をしたんだと思う)、重大な事故になっていない。

そして、それで入ったセーフティ・カーが事態を動かす。ボッタスはピットに入ってもトップをキープ、ヴェッテル、ハミルトン、その後ろにはレッドブルが消えたおかげでライコネンが来ていた。セーフティ・カー中にグロージャンがクラッシュという不可思議な、いやこれは後でグロージャンがスイッチの誤操作だと言ってる。

セーフティ・カー後は、ヴェッテルがボッタスにアタックするも、失敗して盛大にフラットスポットを作ってしまい万事休す。このままいけばボッタスの優勝、のはずだったが、ここでボッタスがデブリを拾ってしまい、バースト。結果ハミルトンが優勝という結果になり、ライコネンが2位。3位はこれこそ予想外のペレス、以下ヴェッテル、サインツ、ルクレールも初ポイント、アロンソは自分のベストレースだと言っているが、いまのマクラーレンのパフォーマンスではそう感じるのも無理はない。ストロール、ファンドールネ、ハートレーも初ポイント。色々と波乱のレースだった。

最後にもう一度書くけど、ここでのレースは正直危険だと思う。来年も続けるなら、せめてコース幅は広げるべきだと思うけど、市街地コースなので難しいだろう。似たようなことは絶対去年も書いたような気がする。確認はしていないが(^_^;)。

2018年F1中国GPネット観戦記

セーフティカー導入時のピットワークが全てだったと言っても過言じゃない展開。そこまでのトップ3はたぶん2ピット作戦だったんだと思うが、それによって1ストップで頑張らざるを得なくなった。ひょっとしたら硬めのコンパウンドを選んだヴェッテルは1ストップだったかもしれないが。レッドブルも2ストップだったのだろうけど、セーフティカー導入でタイミングよくピットに飛び込ませることができた。ライコネンはもともと1ストップ作戦と考えられ、それが良かったのかも。

セーフティカー導入のきっかけは30周目、ハートリーとガスリーの同士討ちによるデブリの散乱。この上海でのトロロッソのパフォーマンスは低調だったが、本人たちもここは不向きだとは言っていたものの、ここまで沈むとも思っていなかったはずだ。今シーズン、中〜下位の浮き沈みが激しいので、それは興味深い。同士討ちについては伝達ミスと当人同士の認識ミスだと分析されている。

そんなわけで、ボッタス、ヴェッテル、ハミルトンの古いタイヤ勢のトップ3に対し、フェルスタッペン、ライコネン、リカードはフレッシュなタイヤでレースが再スタートされ、フレッシュ組がトップ3に攻め込む展開に。その中で、フェルスタッペンの、いつもの攻撃的なドライビングが裏目に出てヴェッテルと接触。結果フェルスタッペンは5位(10秒ペナルティによる)、ヴェッテルは8位となった。フェルスタッペンにはこのヴェッテルへの攻略がうまく行けば優勝の目は十分あっただけにもったいないこととなった。その接触を避ける行動にも明暗が出て、ライコネンがハミルトンをかわすのにここで成功している。

その後リカードが切れのあるドライブでボッタスをかわし、そのまま優勝。ボッタスはライコネンにも食い下がられたが、そこは抑えきった。ポディウムにはリカード、ボッタス、ライコネン。以下ハミルトン、フェルスタッペン、ヒュルケンバーグ、アロンソ、ヴェッテル、サインツ、マグヌッセンの順でポイント獲得。ウィリアムズは14,15位にストロール、シロトキンの順でフィニッシュしたが、ノーポイントが続いている。結果として、今季も最強と思われたメルセデスが、3戦で1勝もできないという事態に。まだ序盤戦とはいえ、やや気になることだろう。下位だけではなく、トップ3チームの力も接近してきていて、なかなか面白い展開になりそうだ。

2018年F1バーレーンGPネット観戦記

フェラーリはミスでダブルポディウムを逃した。それが出てしまったのがライコネン、対するヴェッテルはポールトゥウィンということでライコネンはハードラック。そもそも予選前まではライコネンのほうがタイムが良く、Q3でヴェッテルが逆転ポールになるまではライコネンがポールなんじゃないかと思っていた。ライコネンはスタートでもやや出遅れ、ヴェッテル、ボッタス、ライコネンの順位でレースは展開した。ハミルトンがギアボックス交換で9番スタートまで落ち、オーストラリアの状況を考えると、なかなか上がってこられないのではという不安はあったと思う。流石にコース特性が違うので、オーバーテイクはちょっとだけ増え、ハミルトンはライコネンの後ろまではなんとか自力で上がって来れたのは大きかった。ライコネンが中盤ピットで左リヤのタイヤチェンジができずにリリースされてしまいリタイヤ。ハミルトンは棚ぼたの3位ゲット。終盤ヴェッテルのペースが落ち、ボッタスのアタックを許すがぎりぎりで抑えきった。

レッドブルは更にハードラック。リカードは早々にリタイヤ、フェルスタッペンも接触でタイヤを駄目にし、最終的にはリタイヤで終わっている。

その下はというと、オーストラリアからはかなりの順位変動があった。特筆はガスリー(トロ・ロッソ)。予選から好調で予選6位の5番グリッドスタートというのがもうこの3年間のホンダとは思えないくらい。ただ、バルセロナでのテストではこんなことを期待させる場面もあったので、今後どう動いていくのかは注意が必要。ガスリーはレースでもそのまま走りきり4位入賞。ホンダ復帰以降、これまでのベストリザルトを持ち帰った。ハースはオーストラリアの結果からすると思ったより苦しんだがそれでもマグヌッセンが5位に入って悪くはないところを見せた。以下ヒュルケンバーグ、アロンソ、ファンドールネ。アロンソは予選でホンダの後塵を拝したことについて「最高の気分ってわけじゃないね」と言っていたが、レースペースでは上回れると思っていたに違いない。しかし結果は、レースでも上回ることができなかった。エリクソン(ザウバー)が9位でほんとに久しぶりのポイント。10位はオコン(フォース・インディア)だった、ということで、3チーム以外は結構乱戦模様。そんな中、ウィリアムズがノーポイントで蚊帳の外状態になりつつあるというのが寂しいところだが、この苦戦はもう暫く続く予感。これでドライバーをクビサにコンバートしたところで大きく変わらない可能性も高い。

全体的には、下位でのオーバーテイクは増えたが、トップ3ではそんなことはなく、ってこの傾向はこの20年のF1の伝統だと思ってるけど、普通のレースだった。ライコネンのピットクルーが骨折ということで、そちらが早く復帰できることを祈っている。

2018年F1オーストラリアGPネット観戦記

今年もF1GPが開幕した。テストの間はいろいろな予想ができたが、実際の序列はここに来て初めてわかるというのはいつの時代も変わらないものではある。

開幕戦のオーストラリアGP、予選になってみると、やはりメルセデス、いやハミルトンが強かった。ボッタスはQ3でクラッシュしてしまい、15番グリッドへ。また5番手タイムを出したリカードも2回目プラクティスの赤旗時の速度違反とかで3番手降格のペナルティがあった。そうは言ってもそれらの外部要因を除いて考えれば、メルセデス>フェラーリ>レッドブルの3強の図式はテストでの予想通り。その後にハースが来たのは意外だったが、専門家の予想では「あり」だった。次にルノーで、次がマクラーレン、その後は混戦という初戦の図式。テストから見るとトロ・ロッソの苦戦が目立つ感じはするが、ホンダが一足飛びにマクラーレンより上の位置に来るほどの力を出すと言う予想は楽観すぎるので、これはそういうものだとホンダファンは受け入れるべきだろう。

レースについては、今年はいくつかの特徴がある。まずはDRS。これは今年はほぼ役に立っていない。今シーズン、オーストラリアはDRSゾーンを3つに増やし、オーバーテイクが増えるはずだと目論んでいた。もともと公道サーキットで抜きにくいと言われているアルバート・パークではあるものの、結果を見れば、その思惑は見事に外れたと言える。次に底辺のラップタイムの底上げ。トップとテールエンドの予選でのタイム差は2秒以上あったものの、レースペースではそこまで離れていない。今回周回遅れになったのがトロ・ロッソのハートレー一人だけというのがそれを物語る。また、中段からスタートしたボッタスがそれほど順位を挽回することができずに終わったのもその兆候かもしれない(ボッタスのコメントでは、マシンは素晴らしかったと言っている)。これらから言えることは、各チームの実力差は縮まったが、それが直ちに「抜きつ抜かれつの混戦」にはつながらず、むしろ順位を守るほうが守りやすくなり、隊列がそのまま終わる可能性が高くなったということだろう。原因は、おそらく空力の進歩で車の後方のタービュランスが増えたことにより、前方の車に近づきすぎると挙動が不安定になる、もしくは冷却の問題を抱えることになるため、テールトゥノーズの戦いに持ち込めないということなのだろう。

で、肝心のレースだけど、鍵を握ったのは良くも悪くもハース。2台ともピット作業のタイヤ取付ミスでピット直後にリタイヤというのも強烈だけど、あとから交換したグロージャンのストップ位置が悪かったことでVSCに移行したことがフェラーリとメルセデスの明暗を分けた。このタイミングの前にタイヤ交換を済ませていたハミルトンとこのタイミングで交換できたヴェッテルが逆転し、VSCから結局SCが導入されたが、いきなりSCだった場合とどちらが良かったのかはよくわからないな。どちらにしても結果としてはヴェッテルが前に出て、先程書いたようにDRSが無意味化したことで、ハミルトンが前に出ることが困難というより不可能になった。その後ろのライコネンとリカード、更にその後ろのアロンソとフェルスタッペン、ヒュルケンバーグ、ボッタスに至るまで、全く同じ構図でオーバーテイクはなく、この順位でフィニッシュということになった。9位はファンドールネ、10位がサインツということになっている。テストで好調だったホンダは実践で問題が発生し、ガスリーはリタイヤ、ハートレーは周回遅れの最下位と沈んだ。テストと環境が変わると挙動も異なるとは言うものの、他のマシンは問題なく稼働しているわけなので、出遅れ感は否定できなかろう。

しかしオーバーテイク問題については、ハースが止まらなければ「最強マシンの一角」たるボッタスが10位で終了の可能性もあったということだから、深刻である。「実力が拮抗すればDRSの効果でオーバーテイクは増えるはずだ」という楽観理論は、今回の結果を受ければ条件次第というところはあるが、これは破綻したと思える。もう2〜3戦様子を見るべきとも思うけど、よほどスピードの乗るストレートでもない限りはあまり変わらないのではないか?

人気ブログランキングへ
Recent Comments
Archives
掲示板をひらく♪
掲示板を設置してみました。下のボタンを押すと開きます。
お試し広告


QRコード
QRコード
livedoor 天気
blogram
メッセージ