ウィリアムズ・レーシングの創設者にして前オーナーだったフランク・ウィリアムズ氏が亡くなった。79歳とのこと。

日本では、80年代にホンダ(第2期開始から「発展的解消」と称してエンジン提供先をマクラーレンに変更するまで)がエンジンを提供してチャンピオンを取ったことで、ウィリアムズへのファンも多い。一般のニュースサイトだとたぶんここまで位しか書かれていないことが多い。彼を指して「車いすの闘将」と呼称したのはフジテレビで実況をしていた古舘伊知郎氏だと認識しているが、彼が車いす生活になったのは1986年のこと。それ以降30年以上にわたり、そこでチームの指揮を執った。

その後もルノーと組んで90年代中盤は最強のパッケージを擁していたし、一時期トヨタのエンジンも搭載しており、その時には中嶋一貴もドライバーとして参戦していたが、そのあたりから戦力が徐々に低下していった。セナが亡くなったのはこのチームに加入した直後のことだし、レースを行うチームであれば、浮き沈み、悲喜こもごもなのは当然のこと。

2000年代以降は成績も低迷気味で、そのため、資金調達も苦しくなっていたことは秘密でもなんでもなく、そんな中でも2020年までオーナーを務めていたことは、やはりすごいことである。1990年以降に完全新規で参戦したチームに、名前も含めて一貫したブランドを維持したチームなど一つもないこと、1970年代から考えても、チーム名変更なしでやってきているのはフェラーリは別格としても、後はマクラーレンとウィリアムズだけなのだから。今後もその無形の財産はF1続く限り守られてしかるべきだと思う。

ともあれ、おつかれさまでした。ご冥福をお祈りいたします。