予選、決勝と雨が降ったことで、いろいろと面白かった。

まずはボッタス。今期、このチャンピオンシップ状態で、ボッタスが勝利するとしたら、こういうパターンじゃないとあり得なかっただろう。つまりボッタスがトップをずっとひた走り、ハミルトンが3位以下に沈んでしまうという状況。それが実現できるかが問題だったが、ハミルトンが最終的に5位になったことで、何の遠慮もなくボッタスが勝てる下地ができ、勝利をきっちりものにした。

次に角田。最終的には22周目に喫したスピンが痛すぎるのだけど、それでも、最序盤戦では、ハミルトンヲ8周に渡り抑え込むことに成功。その後のガスリーがあっさり順位を明け渡したのと比べて際立っていた。その後も本人コメントは「タイムを上げられず」となっていたが、実際はタイムは上がっていた。ほんとうに「スピンがなかったら」と思わずにはいられない。

そしてペレス。ハミルトンとのバトルは見ごたえがあった。これは抜かれたのでは、という状況を見事に跳ね返して見せるとか、目を離せない状況が続いた。最終的に3位ゲット。フェルスタッペンの2位と合わせてスペシャルカラーのレッドブルホンダをポディウムに並べてみせた。

これからも激しい戦いが続くと思うけど、こういうレースが続くなら今後も楽しみだ。