って、それ以前に、「勝手にアップデートされてしまう」という点で不満炸裂な部分もおありなことは重々承知の上で。アップデートしたくない理由って、大別すると「継続性(使用ソフト・アプリの対応やOSそのものの使い勝手)」「個人情報の収集」に二分されるんじゃないかな。

MS-DOSの時代からPCを使い続けていて、Windowsも2.11から使い始めている僕からすれば(Windowsが世間に広く認知されたのは3.0から)、そりゃまぁWindows MEやらWindows Vistaやらの「大外れ」を掴まされたこともあったけど(今思えば、2.11もまともに使う気にもなれなかった「大外れ」だったが)、その「大外れ」で困ったことは、OSの頻繁なクラッシュもしくは動作の大幅な遅延。大枠で言えば「OSそのものの使い勝手」になるのかな?それと引き換えに、新たな機能はあった(「ME」?・・・忘れろ(^^ゞ)わけだから、まぁそこはある程度は納得するしかなかった、と言える。

一方の「個人情報の収集」については、これは気分良いものじゃないけど、アップデートせずにいて、サポートが切れた場合に、もっと重要かもしれない情報がもっと広範囲にばらまかれてしまう危険との比較検討になる。そうなると、全世界に駄々漏れは流石にイヤかな、というある意味消極的な理由だけど、でも結局はアップデートに同意する方向にしかならないわけで。サポートが切れる直前まで放っておいて、「サポート延長して欲しい」なんてことを言う人もいるが、サポート打ち切りとかの重要なタイミングのアナウンスは、そうなる前、もう年単位で以前から充分にされていることなので、それはユーザーの「わがまま」だと思うし、それを全部聞くことは、流石にメーカーの責務には含まれないだろうと僕は認識している。「お客様は神様」なんて言うけど、「お客様」=「神様」なら、「お客様」は「全能」でなければならない。何が言いたいかっつーと、その論法なら、起きるだろうトラブルに自分で対応できないなら、「神様」=「お客様」じゃないってことになる(^^ゞ。そもそも「神様」って、崇め祀られてるけど、その代わりに信者の「願い」には全部応えないと離れられてしまう存在なわけで、客がそんなポジションにいるわけもない。何もせずに命令だけする神様なんていないのだ。最低限、少なくとも「客」の側が自らをそんなふうに自称すべきじゃない。

話がズレまくり(^^ゞ。そんなわけで、それらを総合すれば、アップデートは「やるしかない」に落ち着くんだよな。アップデートに無条件に飛びつくのも違うけど(とは言え、チャレンジャーは必要である。皆に後述の「情報」を伝える意味で)、遅くともある程度、アップデートするとこうなるよ、な「情報」が流れて来て、使い勝手の予想がついた段階まで来たら、踏み切ったほうが後々の問題が少ないだろう、というのが僕の意見ということになる。僕自身はもう少し早めに、初期不良などの情報が終息したくらいの段階で動いてることの方が多いけどね。

そんなわけで、このタイミングで何が言いたいかって言うと、せっかく無料で提供してくれてるんだから、その間にアップデートしておいたらいいんじゃないの、ってこと。これで有料になったら、ますます抵抗が大きくなるだろう。マシンを買い換えるまでWin7もしくは8.1で踏ん張る決意も否定はしないけど、サポート終了の期間とよく相談の上で。