発売は12月の予定。

「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーで97年に登場したプリウスも、18年、4代目になるわけで。最初に売りだした時に、ハイブリッド車というジャンルについて、それなりのステータスを得るだろうとは誰もが感じていたと思うが、電気自動車、あるいは燃料電池車に移行するまでの「つなぎ」ではないかと思われていた部分もあり、このプリウスが、カローラを撃破してベストセラーになる、という予測まで立てていた人は少なかったのではないか。成功の一つの要因には、2代目からはセダンスタイルを捨てて、使い勝手の良い5ドアハッチバックを選択したことも大きいような気がするけど、石油の枯渇や、中東情勢による価格高騰、エコブームなどの社会的な要因もあっただろう。

実際乗ってみれば、少なくともこれまでのプリウスでは、特に回生ブレーキのフィーリングの違和感はやはり大きいような気はする。その部分は「慣れ」もあるし、技術の進歩によって低減されていく方向ではある。何より、今やF1でさえ、エネルギー回生は勝利というか、負ける要因(^^ゞというか、大きな部分を担っているわけで、この流れはまだまだ止まることはないだろうから、少なくとも国内ではプリウスやアクアを止める車はしばらく現れないだろう。

しかし、最近のトヨタに限らずだけど、なんで各種ランプの意匠をこんな複雑なものにしたがるんだろう。シンプルなもののほうが飽きが来ないし、いいと思うんだけどね。とは言いながら、3代目のデザインも大量に出回れば「普通」になってしまったことを思えば、2年後には「普通」になるってことかもしれないけど。僕個人的には2代目のデザインが一番素直で好きなんだけどね・・・。

そうは言いながらも、長く見ていると「慣れる」ということなんだろうとは思う。売れていれば、それは僕ごときが何を言ってもどうなるもんでもない。全体のシルエットはひと目で「プリウス」とわかるものだから、細かいところにああだこうだ言うことはないのかもしれない。

ハイブリッドエンジンやフリクションロスの見直しなどにより、燃費(JC08)は40に乗る(グレードによるらしいが)という。そこは素直にすごいもんだと思う。プラグインにしちゃえば、通常の通勤くらいでは、ガソリンを使うことはないんじゃないか。むしろガソリンの劣化が気になるとか(^^ゞ。