仕入れた時期的にネタとしてはちょっと古い感じもするけど、まぁ「高級品」なので、いいかということで取り上げてみる。

「ギター仕上げ」の木製スピーカ、って、やはり音好きの血はそういうのに反応するのか(^^ゞ。

開発はM's system。そこのサイトに行けば、基本の形はわかる。円筒の両底面にフルレンジスピーカユニットとバスレフを付けた一体型ステレオスピーカ、と表現するとわかりやすい。流石に、筐体がアクリルかポリカーボネートの透明筐体で、中にオブジェが入ってるバージョンは、音響とか完全無視なのでノーサンキューだけど、MSシリーズ、RSシリーズなら、落ち着きもあって、それなりの音が出そうだと感じる。ユニットはフォステクスあたりを使ってるのかな。

今回は、そのMS、RSシリーズを、大塚家具専用ブランドに卸した感じで、筐体はシナノキを使い、ギターの製法と同じように表面に水性ニス下塗り+職人による手塗りで仕上げたそう。値段が19800〜237600円・・・ってMSのメープルよりも10万円、ピアノ塗装よりも5万円ほど高く仕上がってる。さすが大塚家具って感じの値付けだ(^^ゞ。スピーカネットが木製細工っていうのが原因の一つかもしれないけど。

構造的には、単純円筒って感じで、中に共棒とかホーン構造とか入っていたりはしなさそうなので、ユニットの音が素直に反映されそうな感じ。左右の干渉とか、いくつか気になる点はありつつ、一度聴いてみないと何とも言えないか。別にこのグラナダである必要はなく、このスタイルの癖みたいなものを知っておきたい気はするのだ。