ウェアラブルの活動計には、興味はあった。Apple Watchという選択は、以前にも書いたとおり、Edifficeが気に入っている以上、それを置き換えることは当面ない。だからって、左手にEdiffice、右手にApple Watchじゃあ、さすがに間抜けだろう。妥協できるラインとして、右手に細身のウェアラブルってのが落とし所だよね。

そんなわけで、表題のNIKE+ FuelBand SEを第一候補として検討していた。値下げもあって、リーズナブルと思ったことが大きい。NIKEはこの手のデバイスの新規開発を凍結したというけれど、逆に考えれば、これが最終型ということ。販売終了はあっても、モデルチェンジはないということだから、これでいいかと。

自分に関する運動不足は待ったなしという状況だし、今年はいろいろと「勝負の年」にしようかなと思って。そんなわけで、購入して、1ヶ月くらいだけど、その使用感をレポートしてみようかな、と。

物は、NIKEのオンラインストアで購入するのが早いのだけど、意外にも品切れが多い。今回は別のルートのオンラインストアで購入。ゆうメールで届いたのだけど、ポスト投入口には確実に入らなさそうなブツを、取り出し口側に回りこんでわざわざ放り込んでいくという手口は、いかがなものかと思ったりもする。家人も、その日は特に家を留守にしたりとかしていないとのことだし、ちょっとピンポンしてみてもいいのではと思ったり。まぁ、これは郵便局に対する不満だとは言える。押したけど聞こえてなかった、という可能性もあるので、あまり大声では言わないが。

取り出してみて思う、思ったより軽い、と。デザインは公称「エラストマー」だけど、プラスチックリングだよなー、とも。まぁ、あまり気にしない方なので、軽い方がいいか、と。開閉バックル(?)以外はつや消し。カラーパーツは基本内側なので、動いている合間にチラッと見える程度。目立つのが目的じゃないし、「ボルト」(イエロー)を選んだけど、これはこれでいい感じなのではないかと。耐候性はどうなのだろう?ちょっと気にはなるところ。手入れは、ポリメイトか何かでいいのかな?と言いつつ、今は別に水洗いくらいで済ませてしまっている。

ハード側の防水については、シャワーはOKだけど、水泳みたいなのはNGだという。いろいろネットで検索してみると、派手にシャワーの水をぶちまけている写真とか出てきて、風呂くらいなら全然OKっぽいことは理解できた。使ってみての実感としては、風呂くらいなら何も問題無いと思う。ふきもせずに付け外しをしようとか、外した時に露出するUSB端子に水がかかるのは、さすがにまずいだろう。

電池のもちは数日という。一日使っても表示は半分以上あったし、2〜3日連続使用しても基本的に問題はないようだ。限界まで試すという気にはならないけど、ちょっとした旅行、出張くらい

サイズはM/Lにしてみたが、デフォルト状態で、手首でぐるんぐるんに回ったりはしないような感じ。デフォルトだと8mmのスペーサ(「リンク」と呼んでるようだけど)が、既に付いているのだけど、これは僕の場合外したほうがしっくり来るかもしれない。夏のベタつきとかの状況が気になるので、しばらくは、余裕をもたせたこの状態のままで様子を見るつもり。各種計測については、この状態でも問題ないようだ。(まぁ、加速度センサーだけだもんね(^^ゞ)

接続するハード。ちょっと悩んだけど、まずはMacBookの方にしてみた。iPhoneの母艦がそっちだし、そういう方面は統一したほうがいいような気がしたから。MacBookは老朽化が問題になって久しいが、まだやれるだろう(^^ゞ。が、実際やってみると、NIKE+Connectのデータ紐付けは、マシンではなく、ネット(NIKE+)の方になっている。結局は専用ソフトを介してネットのほうにデータが格納されるので、それはMacだろうがPCだろうが、結局は一緒だし、どちらからでも同じところにたどり着く。マシンでデフォルトにしたブラウザが立ち上がるのだけど、どのブラウザだったとしても、新規のタブで立ち上がるのはちょっと、いやかなり鬱陶しい。

そんなわけで、ネットの使用感は今ひとつ。当日のデータは見られるんだけど、過去については、タブの表示をクリックするとみられる。結果、そういう過去の確認は、iOSアプリのほうでやっても一緒だし、そちらのほうが正解かも。充電中はBluetoothでの接続はカットされるので、iPhoneやPCとの接続は、個別にやる。しかし、こっちにも問題はあって、Bluetoothでデータが端末に行くのはいいんだけど、そこからネットにいちいちデータをアップロードに行くことに。データ通信量は4Gは規制があるので、そこはコントロールしたい。データを管理するのは、WiFiが整っている家で、ということに落ち着くのだった。そういう意味では、アプリ関係はやや中途半端な印象だ。「開発終了」って、この辺りも含むものだったら、これはちょっといただけないか?まぁ運用が終了するまでに元を取るつもりで動きまくればいいのだ・・・が(^^ゞ。

PCにおいて、NIKE+Connectをインストールし、FuelBandをUSBに刺し込むと、まずはNIKE+のID登録を促される。FacebookのIDと紐付けができるというが、FacebookのIDでの代用は不可。登録すると、マシンにインストールしたNike+ConnectとFuelBand SEが同期するようになる。iOSアプリのNike+ Fulebandとの接続、設定ができるのはその後で、こちらはアプリを落としてから立ち上げ、Bluetoothで接続したら、ログインして終了だ。

Bandの方では、LEDのディスプレイで、NIKE独自の活動量「FUEL」、一時間に5分以上ワークアウトすると記録される「HOUR WON」、運動で消費されたカロリー「CAL」、歩数「STEP」、現在時刻「TIME」がLED表示できる。が、デフォルトでは「CAL」「STEP」は非表示。接続されるマシンのほうで(これはMac、iPhoneどちらでも可)設定してやると表示できるようになる。節電のためか、表示時間は3秒ほどで、普段は消灯されているが、普段からギンギンに点いている必要もないだろう。

「FUEL」の目標値も設定が必要だ。こちらは、デフォルトでは「2000」になっている。運動不足だと言っている自分でも、ほぼ普段の生活のままで2000は軽く到達してしまうらしい(^^ゞ。これでは「目標だ」とか胸を張れる状態ではとてもないので、「3000」位を目指すのが妥当かと思われる。・・・のが一般的だけど(^^ゞ。僕の生活では、休日が自堕落っぽいので、油断するとすぐ2000切るんだよね、ってますます威張れん話か。

普段の運用的には、風呂くらいは防水OKと言っても、やはり風呂タイム=充電タイムとするのがちょうどいいように思われる。風呂でどれくらいFUELが増加するのか、その目安くらいは取っておいていいかもしれないけど。寝ている時もつけておくと、睡眠時の運動状態が(寝返りとか?)わかるようだ。僕の場合、寝ているときはあんまり動かないらしい。そんなわけで、睡眠で得られるFUELなんか、二桁行くか行かないか。最近「4」とか出て、いろいろ考えてしまった。人によって差があるみたいで、50FUELくらい動く人もいるので、ちょっと羨ましい(^^ゞ。そんなわけで、夜は省エネ状態な自分は、起きている時にしっかり運動しなければ(^^ゞ。

ま、なんというか、生活の動きを「運動」に結びつけて考えられるようになるので、ちょっとした動きにも「キレ」を求めるようになるのは、ひとつの効果かもしれない。もちろんこれを付けてるだけでは全然フィットネスにはならないけど、そういう意識を植え付けるという意味では悪くないような気がするのだった。慣れちゃって、「今日は動かなくても、まぁいいや」とかにはならないようにしないとね。