タイトル長い(^^ゞ。

まず、ノンアルコールビールについては、「諸般の事情で飲んじゃいけないときに、ど〜ぉうしても、最低限、形だけでも付き合わなきゃいけない時の最後の砦」みたいなイメージが、僕にはある。なにもないのに、自ら「これがいい」って突撃したりはしない(^^ゞ。よって僕がそれを飲んだことは・・・未だ片手で数えきれるくらい。いちいち覚えてない。

そんなわけで、去年のシェアがサントリービールが一位で、アサヒビールが二位だとか、その数が去年の出荷でそれぞれ720万ケースだったり620万ケースだったりという数値データも初見。じゃあ、ビールの売上がどれくらいかっていうと直近データはないけど、スーパードライだと2011年で1億ケース超らしいので、それに比べれば、まぁこんなもんかと思うか、そんなに売れているのかと思うかはあなた次第(^^ゞ。

ニッチと言えばこれほどニッチな商品もないような気が、僕にはするんだけど、ニッチであるがゆえ、シェアは圧倒しないと、トップシェアでも苦戦するとも言える。

そんなわけで、サントリーが一昨年取得した特許を根拠に、アサヒの「ドライゼロ」を提訴。

当該特許は・・・と。請求項1のクレームはわずか3行。「エキス分の総量が0.5重量%以上2.0重量%以下であるビールテイスト飲料であって、pHが3.0以上4.5以下であり、糖質の含量が0.5g/100ml以下である、前記飲料。」というわけで、pHと糖質含有量の数値限定。ビールテイスト飲料のエキス分総量も前段で限定してあるけど、これはまぁ常識的な範囲だと思われるし、炭酸飲料ならpHもこんなもんだと思われるので、ぶっちゃけ糖質含有量以外に意味は無いと言えよう。確かに初見だと、これが通ってしまうとは考えにくい部分もある。でも、現状は通ってるわけで、通っている以上は「権利」が発生する。

一方のアサヒ側は・・・、「サントリーの特許は無効だと考えている」ってことで、抵触は問題にしてない雰囲気、ってか「ゼロ」を商品名で謳ってる時点で、「非抵触」の主張も事実もまぁありえんな(^^ゞ。11日の口頭弁論でも、その「既存の製品から容易に達成できた」一点張り。当然無効審判もぶちかましていることだと思う。

この特許、調べてみたんだけど審査の段階で、拒絶理由も受けての権利化。審判情報もあるんだけど、それは現状実体がないような感じ。これが無効審判の情報なのかもしれないけど、結論は半年位の間に出そうだと思う。