なんだかんだ言って、6代目になるのか。ダイハツ製のワゴンR対抗車種として出発したムーヴ。もちろん、今でもワゴンRを見据えた車にはなってるはず。ワゴンRのモデルチェンジサイクルが5年なのに対して、このムーヴは4年サイクルでモデルチェンジしていってるため、ムーヴは6代目だけど、ワゴンRの方はまだ5代目が現役である。

ムーヴといえば、横開きバックドア。他の軽ワゴンのバックドアは跳ね上げが主流。横開きの利点は、バックドアに重量物がついていても開けられること(クロカンRV系は横開きが主流で、バックドアにスペアタイヤがついてることが多い)、そして後ろのスペースの余裕が少なくても、ドアが機能できる可能性が、跳ね上げ式よりも大きいこと。それは、ドアを全開にしなくても機能できるということが大きい。前者の特徴は、ムーヴにはあまり関係ないけどね(^^ゞ。

・・・だったのだけど、今回のムーヴはなんと跳ね上げ式を採用。あらら、何があったのかはわからないけどもったいない、と思ったのは僕だけじゃないと思うけどな。狭い駐車場とかでは、横開きの恩恵は大きい。開口が20センチもあれば、なんとかなってしまうケースが多いからね。

その結果なのかどうかは知らないが、サイドからバックドアに大きく回りこむようなプレスラインが導入され、デザインとしては自由度が増えたのかもしれない。横開きだと、サイドにヒンジが来る関係から、ドアの上下がうねる感じのデザインはご法度だったはずだからね。

しかし、ムーヴには4WDの設定があるんだよね。コペン、少なくともゴツイイメージがあるX-Playの方には4WDの設定があってもいいように思う。重くはなるかもしれないけど、後ろが駆動することで、別のドライビングプレジャーが・・・。

バックドアの関係で普通のトールワゴンになってしまった感のあるムーヴだけど、まぁそれでも、これまでの販売台数はキープするんだろうな。