昨日から、「消せるボールペン」に関するこの二社の裁判に関するエントリーへのアクセスが急に増えた。判決でも出ちゃったかな、と思ったら、こんな結果になってることが昨日のニュースにあったということで。

パイロット側からの請求放棄の理由の開示はないというけど。

取り敢えず、僕としては、去年の2月の2本のエントリーのうち、「意見修正」の方で、パイロット側の「発明未完成」の可能性を指摘していた。その当時から知識が変わったことと言えば、「異議申し立て制度」は、この特許が成立した時点ではなくなっていたこと、くらいか。(最近、部の特許担当になったことで、特許法は全部見返すことになった。ブランクの間に幾つか大きな変更が、日本にもアメリカにもあった(^^ゞ)。それで僕の結論が変わるわけでもなかったが。

請求放棄の理由は、おそらくこの瑕疵にパイロット側も気がついたからだと考えるのが筋が通る。が、そんなこと・・・(^^ゞ。判決が出る前に矛を収めると言う判断が最善だという結論に至ったに違いない。

とにもかくにも、この件はこれで終了ということに。お疲れ様でした。