今、僕がメインで使っているブラウザは、Sleipnirであることは、ご存じの通り。このブラウザの売りは、カスタマイズの範囲が広いこと。逆に一見さんお断りみたいな敷居の高さはあるかな?

また、開くページごとに、レンダリングをTrident(IEのレンダリング)とGecko(Firefoxのレンダリング)に変更することが出来ることも。もっともデフォルトでは、レンダリングはTridentに設定されており、理由がない限りは、それを無理にGeckoに変更することはない。Geckoを使いたければ、別に落としてくる必要もあるしね。結果、特に使っているIEが7までの場合、レンダリングのスピードが決定的に遅い、という事実がある。

IE8になると速くはなるものの、Firefoxと比べると、特にタブを増やしていくと、かなり厳しいことになってくる。それでもSleipnirを手放さないのは、タブの使い勝手が、Firefoxよりも僕の使い方には合っているからだ。

合っている、と言う意味では、実際はChromeの方が自由度が高くて使いやすい。速さもSleipnirよりはかなり軽い。そのため、基本動作が遅いSH6ではこれを使う。母艦でこれを使わないのは、これも以前説明したとおり、レンダリングのWebKit(Safariのレンダリングだ)において、Flashに対応しておらず、Livelyがからっきしダメだから。最近、Sleipnirでも、部分的にダメな場所が出てきて、実は困っていた。

で、Lunascapeだ。Sleipnir使いとしては、同じようにTridentとGeckoが使えるって言う話だけは聞いてたので、Sleipnirから乗り換えるとしたら、一番近いかな、とも思っていた。で、まぁ、Ver.5と新しくなったし、5からは、WebKitもサポートするというので、母艦とSH6のブラウザ統合という兼ね合いでも俄然興味が(^^ゞ。

インストールして、何が有り難かったかって、Sleipnirを十分意識した作りになっていて、Sleipnirのブックマークがダイレクトにインポートできるようになっているっていうのが、もう狙ったかのような(笑)。Chromeの方は、HTMLへのエクスポート経由だ。

レンダリングは、ページごとの細かい設定は出来ないが、任意に全体の設定を変更することが可能。使うことを決定したときに、別に落として来るという形式は、Sleipnirとあまり変わらないが、全般に適用されるというのが異なる。

問題のタブは、初期設定は僕にはなじまないが、カスタマイズの柔軟性はあり、これなら使えるかな、というところ。もうちょっと使ってみて、それから乗り換えるかどうかは総合的に判断することに。最終決定は、SH6で快適に使えるかどうか、これにかかっている。