秋口、10月から11月になると発生する、金魚たちを次々にお星様にしていく病気を、最後には尾がささくれ立ってくるから、「尾ぐされ病」と思いこんでいたのかも。

ひれや体に白い点がつくのは「白点病」だ。僕は、「白点病」を「尾ぐされ病」と間違えて処方していたのかもしれない。それでは、助かるものも助からないよね。処方する薬自体は、大きく変わる訳じゃない。だけど、それ以外でやるべきことが違うことに気がついた。

今になって、激しく後悔した。これまで苦しんでいたはずの金魚たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。次、があれば、次こそは失敗しないようにがんばるよ。それが僕に出来ることだと思うから。