まったく。ヨーロッパGPでマッチが「縦グリップ」とか言い出すから、「たてグリップ」とかのキーワードで、検索が入っちゃうじゃないか。それ以前にそんなキーワードでここがヒットする方が不思議だというのは置いといて。

実際のところ、タイヤのグリップって、路面との摩擦力に他ならないのだが、一般的にグリップというと、コーナーでの踏ん張り、つまり横方向に働くものと思われてるわけで、そう言う認識があるから「グリップが縦に働く」という言葉の理解が難しいのだろうと思う。もちろん、グリップは、定義から言えば、360度全てに働く。でなければ曲がることどころか、発進も停止も出来ない。だから、本来は、グリップに縦横の別があるわけではなく、有限の力としての「グリップ」を、ベクトルとして、縦、横にどう配分していくか、というレベルの話。つまりは縦方向=アクセルやブレーキと、横方向=ステアリングの連動、分離がうまくできるかどうかという話なのだ。で、ハミルトンがその辺りがうまいという話だったのだが、それもちょっと違うと、僕は分析している。

去年まではミシュランとブリヂストンの二社供給だったので、そのタイヤの構造が違うということ、またブリヂストンの独占供給になったというだけではなく、そのためにタイヤの構造的にコンペティションがなくなり、FIAの意向もあり、従来よりも、全般的にグリップを落とされた。おかげで、タイヤとしては、下位のカテゴリーであるGP2のタイヤに構造的に近くなり、すなわちGP2からステップアップしてきたハミルトンにしてみれば「グリップはある」というところが、従来のF-1ドライバーから見れば「グリップは落ちた」になる。だからって、実力がなければグリップの限界まで使いこなせないのは事実だから、それがハミルトンのここまでの快進撃に直接繋がるわけではない。微妙に、心理的な差がある程度。

だが、コーナーにぎりぎりで突っ込むときに、その心理はおそらく大きく働く。前半戦、そのグリップの落ちに対するフィッティングがアロンソ、ライコネンの課題だった。この二人にとっては、ミシュランとの特徴差を収拾しつつ、グリップの落ちにも対応するという重めの課題が課されていたので、ここまで手こずったのだろう。もう一人、マッサにしてみれば、元々ブリヂストンだったので、単純にグリップが落ちただけのところって寸法だ。後半戦は、タイヤマネジメントがうまく行きだしたこの二人がもっとクロースアップされる。ポイントでも、精神的にも、ハミルトンのアドバンテージは、このヨーロッパGPでなくなったと言える。今後は本当に「取りこぼしたもの」から消えていくだろう。

〜前回までのあらすじ〜

取り敢えず、ルキアス、アニータの最強防具をゲットすると、最終休暇に入っていいだろう、と思われる。
で、「ソルスペクトラム」「レーヴァティン」「デュロ・ヒンギス」「フラガラッハ」以外の最終装備が入手でき、ゼオンシルトにファニルの薬を飲ませ、コリンがゼオンシルトと別れたら(これがないと、ラストバトル、ゼオンシルトを最終パートナーに指定できない)、モノポリスでシャイアーと会話、最終休暇に入る。やることは全員と会話でわかる。ウェンディと会話で「デュロ・ヒンギス」が入手予定(ただし食材イベント完遂)、寮のおばちゃんから「レーヴァティン」入手、マキナス市街で赤狼隊員から展示室の鍵をもらい、モノポリス8F展示室真ん中で「ソルスペクトラム」入手。ルキアスと会話すると、ちゃんとイベントを進めていれば、レラ救出イベント。もちろん、レイスタン北東の時空の歪みから過去に飛び、短時間でモンスターを片づけるミッションバトル(オマケ3)。ルキアスと二人なので、強打撃オンパレードでさっくり。で、そのまま「フラガラッハ」が入手、ってわけじゃないところが曲者。

一晩寝ると、マキナスから高速船で天翔船に乗り込み、動力を破壊するミッションバトル(43)に向かうのだが、高速艇に乗り込む前に、レイスタンへ。レイスタンでレラの母親に会うと、ここがようやく「フラガラッハ」が入手できる最初のタイミング。

余談だが、この時点でレノックス研究所も壊滅、コリンとファニルの安否不明、っていくら時間を遡るとかどうとか言っても、キャラの扱いがこんな感じで軽くなるのはいかがなものか。

天翔船に乗り込んだときからカウントダウンタイマー始まるので、その数字は大きいが、結構急かされる感じがする。スイッチを押すと、敵がわらわら現れるが、その敵が現れる転送装置を最優先で破壊する。じゃないと援軍が次々にきてめちゃくちゃ厄介。最初のMAPは出て来てから対処で構わないが、2番目のMAPは、漫然とやるとかなりレベルを上げていても大ピンチに陥るので、あらかじめ二人を転送装置近辺に配置しておくこと、で、スイッチを押した瞬間から脇目もふらず、まず転送装置を破壊すること。3番目のMAPがミッションバトル(43)だが、ここも敵が多いので、苦戦する。ネーリスを撃破して、メイン装置を破壊。まぁ全滅させてもいいが、ここはコンプリート条件不明。

で、入口まで戻るとよろず屋さんがあって(そう言えば、目立たないところにこっそり売り場を構える、「スキマ屋」がなくなったのって、いつからだろう?忘れてたけど(^^ゞ)、お金で入手できる最強装備が入手可能。ここでお金を使い切る感じ。左側のポッドルームで休んだり、セーブが出来る。その後、メイン装置の部屋に行くと、ブランドルとネーリス。会話すると、ポリュミネの木から抽出したエネルギーを使って、ブランドルとネーリスが2000年前にジャンプ。

後を追いかけるのには、守護勇士が2000年前からいたので、メークリッヒはそこまで飛べる、それについてメンバーも飛べる、とご都合主義な(^^ゞ。もちろん飛ばすのはアニータだが、飛ばす前に告白イベント(この時点に持ってきたことは評価)、で、告白した人がラストバトルで最後まで残ることになる。