さて、それでは乗ってみますか。キャブ内のガソリンがダメになってたそうで、キャブはOHされ、バッテリーを新品に交換したので、チョークをめいっぱい引いて、一応キック一発で始動する状態にはなっている。まぁ、今この段階で、一発で始動しないようではおしまいだ。そういえば、このチョークってやつも、4輪ではオートチョークが当たり前だけど、2輪の世界にも進出してきてるのかしら?

エクゾーストの音とにおい、そして白い煙が、このバイクが2ストであることを、めいっぱい主張している。そりゃあ、排ガスがどうのってやり玉に挙げられるわけだよ、4ストじゃあり得ないって、この匂い。

暖機は、バイクでは十分やることが必要だ。車では、今やアイドリングレスでも問題ないよ、と言われてるけど、バイクじゃ無理無理。暖まらないうちに走り出したらエンスト確定だから。

ギアはリターン6速。まぁ普通だよね。普通なだけに、それを普通に動かすことが、今、求められている(笑)。発進のために、左足でギアを押し下げるこの感触。これだけでもなんだか感慨深い(笑)。半クラッチ・・・クラッチのミートが、好みよりもやや浅いかも?、まぁこの辺は慣れでなんとでもなるよ、えい。

おおっ!動いたよ(爆)。

無事に動くと、あとは音などを頼りに、シフトチェンジをしていく。ああ、やっぱりタコ欲しいよ(笑)。普通に乗ると、シート後端にお尻が乗る感じってことになる。停車中も足べったりなので、立ちごけなんて心配は皆無だ。メーターを読むのに視線の移動が大きい感じがするし、やはり感じるのは「小ささ」だな。168cmの身長でも、ライディングポジションはやや窮屈だ。

エンジン自体は、どうだろう?下がばらつく感じもあるけど、中回転域は悪くない。1〜2速はすぐ吹け切っちゃう。3速から、やっと余裕が出る感じ。エンジンのフレキシビリティという意味では、低回転でもそこそこ粘るね、6速30km/hなんてずぼらをしても、エンジンが止まってしまうとかはない、っていうのがファーストインプレッション。乗り込んでくれば、また変わるだろう。

ホイルベースが短いので、路面では凹凸を結構拾うことになる。それ以外は、まぁ普通かな。切り返しは、ホイール小さいし、慣れてくればかなり速い・・はず。スピードの方は・・・・もうちょっと自分を慣らしてからにしよう。ま、ツーリングとかはほとんどしないと思うので、そんなにスピードでなくても問題はない。中回転域もばらつく感じがするのは、あまり回してなかったエンジンだからなのか、ここが標高250メートルだからなのか。多分どっちも影響あるんじゃないかな。買った店で相談してみるか。キャブの調整が自分でできればノープロブレムなんだろうけど、それにはおおざっぱな講造を確認しなきゃね。キャブを外さないと、調整はできないのかな・・・?

あと、バッテリーはメンテナンスフリーじゃない。この大きさだと、MFバッテリーは絶滅しちゃってるのだ。ちゃんとメンテナンスが必要。