からふるなゆうべ

書くバタフライ効果実験室

今期6回目にして最終のスプリント予選フォーマット。ブラジルみたいな天候が不安定な、そしてトリッキーなサーキットでそれが行われるっていうのはどうなんだろうと思いながら見たが、自分が応援しているドライバーやチームが好調かどうかで見方は変わるのかもしれないなぁと認識できた。フェルスタッペンがどれだけ強かろうと、マックスのファンは「それ」を見たいものなんだ。何度でも。

FP1、予選が行われた金曜日は曇りがちから雨、スプリントの土曜日は晴天、決勝も晴天ということではあったけど、雨が来たのは予選Q3もみんなが一度はアタックをした後だったので、去年のような大番狂わせの結果にはならなかった。そして、今年のF1には2種類のドライバーがいる。マックスとそうではない人だ、的な状況は続いており、マックスが勝つことはひとまず置いて、その後ろで繰り広げられるのは例年よりも激しいバトルで、チーム間の浮き沈みがめちゃくちゃ激しいので、マックスファンでなくても見ごたえのあるレースは見れる。「超人ロック」の初期のキャッチフレーズではないが「マックスファンとそうでない人へ」って感じだ。

それでもって、アメリカ大陸に来てから好調で、去年唯一の勝利を挙げたブラジルでの走りが期待されていたメルセデスは、その期待にこたえることはできず(ハミルトンがポイントは取っている)、逆にこの数戦絶不調をかこっていたアストンマーティンがアロンソ、ストロールとも調子がいいという不思議な現象が起きた。アロンソの決勝終盤のペレスとのバトルは「F1名勝負集」に残るだろうと思われるような素晴らしいバトルだった。勝ってポディウムをゲットしたアロンソも、敗れて4位にはなったペレスも、このようなバトルなら納得できたのではないか。

話は大きく前後してスタート前のフォーメーションラップでルクレールがクラッシュ、いつぞやのモナコをほうふつとさせる不思議な、と思いきや、ハイドロリック系のトラブルだという(後に電子制御系と発表された)。スタートではアルボンとヒュルケンバーグ、マグヌッセンが絡む事故、アルボンのタイヤが飛んでリカードのリアに激突、当たり所が悪かったらほんと危ないところだった。リカード「タイヤが飛んでくるのが見えて、自分に当たらなかったことは良かったけど、『大丈夫』と思って後ろを見るとリアが壊れていて悪態をついた」という。それが「戦う」ドライバーの本能なんだと思えるよ。

そのアルファタウリは全般的にスピードがあった。それゆえにリカードの事故と、そのあとのリスタートでの周回遅れ処置はなんだかなー、と思うわけだけど。アルファタウリもアメリカ大陸に来てから毎戦どちらかが数ポイント稼げるくらいに力をつけてきたけど、今回は角田のターンで、スプリントでアルファタウリ初のポイント3点をもたらした。ラストのハミルトンに対するオーバーテイクは、ハミルトンのマシンの調子が上がらなかったからとはいえ、しびれた人多数。決勝でもクラッチに問題を抱えながらも9位でポイントを持ち帰った。コンストラクターズ順位を争うウィリアムズ、アルファロメオ、ハースがそれぞれ無得点だったので、総合単独8位となり、7位のウィリアムズとの点差も7ポイントとあと2戦で逆転も可能な位置に来た。リカードもペースは悪くなかったので、どちらも好調な状態を見せてほしいと思うのは僕だけじゃないよね。

トップ10はフェルスタッペン、ノリス(ノリスはフェルスタッペンと渡り合えるんじゃないかというペースは、少なくとも序盤にはあった。)アロンソ、ペレス、ストロール、サインツ、ガスリー、ハミルトン、角田、オコン。

さすがに一周挟んで次も初開催のラスベガス。アメリカでナイトレースってことは、日本では月曜の昼が決勝なの?と思いきや、開幕日を見れば、現地23日木曜日からの日程になりそうなので、それは良かった・・・。

アメリカ大陸連戦は、僕ら日本人にとっては寝不足との戦いでもある。ので、期待した人たちの活躍が見られないと、眠気との戦いにもなるのだけど、先週のアメリカに引き続き、とりあえず眠気は来ないレースになっている。

しかし、レッドブル、ではなくマックスは揺るがないねぇ。ミハエルやルイスが最強だった時にも見られたミスによる取りこぼしが、今年はほぼ見られない。ダメなときは明らかにマシンに不足があるのだが、そのマシンだって、ペレスの様子を見ると決してぶっちぎりで強いわけではないとも、今年はよく指摘される。それでも年間16勝を達成、すごい記録だ。そして通算51勝はプロストと並んで歴代4番目。もう誰が見ても偉大なドライバーだと思う。逆にペレスの弱さが浮き彫りになり、今回ホームだったにもかかわらず、ペレスにはそれが力にならなかった。スタート1コーナーのアウトからのかぶせは、もう少しアウトに逃げていれば、クラッシュにはつながらなかったかも。

アウトからのかぶせで楽観的だった、という指摘は角田にも言えて、赤旗後のタイヤではかなり優位にあったので、ピアストリへのアタックはもう少し様子を見て、ロングストレートになるホームに帰ってからでもよかった。アタックしなければチャンスはない、と言えども、アタックの機会を焦ってもいけない。ノーポイントになったのはもったいなかったけど、そもそも赤旗が出なかったら、と考えてみると、赤旗によるボーナスチャンスが出たけど、それを取りそこなった、というのが実際のところかと。それでも最後尾スタートで順位を上げてゴール。マシンの力は、リカード7位の結果を見ても、上がってきている。いずれにせよ、ダブル入賞の機会はあったので、本人やチームはがっかりかもだけど、まだチャンスはある。リカードについては予選4位、決勝7位は今のアルファタウリでは最高の結果。

ハミルトンの調子が上がっている。今回もゴールは2位。今度は失格はなかろうし、総合2位のチャンスはまだある。このところは、明らかにラッセルよりも優位だ。

フェラーリは予選ワンツーから決勝も3、4位なので、調子は良い。ただ、FPでは目立ってなかったので、なぜ予選から決勝の調子を上げたのかがわかりにくい。エンジニアの働きだとは思うけど、どんなマジックを使ったのか。

マグヌッセンのクラッシュの原因は何だったのか。直接的には右リアのサスペンショントラブルだけど、何か兆候があったのだろうか・・・。

そしてアストンマーティンが良くない。アロンソはスタートから明らかに良くなかったし、ストロールも良いという感じではなく、最終的に両方リタイヤとなっている。

まとまってないけど、今回気になったのはこんな感じ。すぐにブラジル。眠れない週末は続く・・・。

チームごとに全員を振り返ると長くなる。そのぶん、結果を丁寧に見直すことができるし、いろいろ気づきもあるのだけど、話が冗長になってしまうし、レース全体の俯瞰ができていなかった。前回のカタールで結果についてはほぼ書かないことを選択したけど、それも極端だった。その間で少しバランスをとる感じで行ければいいかも、とは思う。

やはり、スプリントレースが開催されるレースは荒れる。この「荒れる」部分をどう評価するかというのが、スプリントへの賛否につながる。僕個人的には、チームが十分に準備できない=安全性に問題が出る可能性であるので、スプリントには否定的な態度になるのだが。今回、オコンが、フランソワ・セベールのヘルメットデザインを使用しているのを見ると、その思いは強くなる。セベールで思い出したが、前回のカタールについて、ジャッキー・ステュワートのご意見を聞いてみたいと思った。コメントは出されていないようだけど。

スプリントの兼ね合いと、コースリミットによるタイム抹消の関係で、予選ではマックスのスタートポジションは6番手からとなった。ポールはルクレール、フロントローはノリス。スプリントではフェルスタッペンがポールからそのまま勝利したので、フェルスタッペンとレッドブルが遅くなったわけじゃない。しかし、その差はレースを追うごとに小さくなっている感じはある。そのスプリント、シュートアウトQ1でアタックのタイミングを逃し、19位に沈むことになった角田は、スプリントで14位まで追い上げ、一番番手を上げたドライバーとなった。角田本人は「スプリントはうまく行ったことがない」と述べるが、これがその潮の変わり目になるのかも、と思っていた。

そのスプリントは見たけどリアタイしてないので、あまり書くべきこともない。各車のペースが見えてしまうので、決勝の予想はつけやすくなる。見ないで結果だけあとから知ったほうが決勝は楽しめるかも、と思うし、レースをやるチームにも、観客にもメリットはいまいち見えないというのが今の評価なんだよなー。実際土曜日の観客は増えていないというし。

決勝では、ノリスがルクレールをかわして最初のスティントで逃げを打った。マクラーレンのもう一人のピアストリはアルピーヌのオコンと接触。オコンはサイドポンツーンを大きく壊し、リタイヤ。ピアストリもしばらく走り続けたけど結局リタイヤに終わった。11番スタートの角田は、ポイント圏内を行き来しながら、レースペースはアストンマーティンに完全に負けていたので、終盤苦しい展開、アロンソにもストロールにも抜かれ、ポイント圏外に押し出される感じになっていく。しかし、アロンソがフロアトラブルでリタイヤし、ポイント圏内に戻ると、前後が大きく開いていたことを利用してラストでソフトにチェンジ。ファイナルラップにかっとばしてファステストラップを記録。これで10位入賞にFLで+1ポイントを確保した。久々にアルファタウリの作戦がはまった、といえよう。

なお、この行動に対し、それまでFLを保持していたのはチームメイトのリカードだったが、FLのボーナスポイントは10位入賞が前提、10位に入れなかったリカードにポイント獲得はなく、アルファタウリにとって、リカードのFL:0ポイントよりも角田のFL:1ポイントのほうが明らかに価値があるからそれを遂行しただけ。東スポに騙されてはならない。東スポが引用していた記事(「Daniel Ricciardo's teammate in savage act amid F1 comeback drama」Yahoo! Sports Australia)も見たが、こっちのほうはタイトルの言葉の選別(savage act:蛮行)からわかるように、差別感が濃く漂うものになっている。リカードの母国オーストラリアだから、失望も大きいとは思うが・・・。東スポはこういうのをわざわざ取り上げることで、角田(日本人)をディスる人たちもいるんだということを表現したい、のかな?一応東スポは「レースで最善を尽くした角田への批判はお門違い」とは書いているけど。

レースは最終的に第2スティントでトップを取ったフェルスタッペンが、そのままゴールまでマシンをトップで運んだが、ブレーキに問題があったらしく、思ったより差をつけることができなかった。終盤ハミルトンが追い込み、2秒差でかろうじて逃げ切った。2位以下ハミルトン、ノリス、サインツ、ペレス、ルクレール、ラッセル、ガスリー、ストロール、角田の順でゴール。

ところが、路面がバンピーだったせいで、レース後のスキッドブロックの残りが少なくなっており、すり減らしすぎたとのことで、その後ハミルトンとルクレールが結果除外となるというこれまた異例の事態。おかげで、角田は8位にステップアップ、9位アルボン、10位に初ポイントになるサージェントという予想外の結果。こんなバタバタも珍しいが、COTAはまた舗装を考えないといけないんじゃないか。そして、1時間の一度のFPでは、スキッドブロックの減り方とか、チェックしきれるはずもない。アロンソのフロアもきっとこのバンプの影響だろう。スプリントが荒れるのは、セッティングの問題だけじゃないと思う。

あと、表彰台でのフェルスタッペンへのブーイングとチェコ(ペレス)コール大合唱はさすがに閉口だ。ハミルトンやノリスへの声援は大きく、その落差というか違いに愕然とする。ペレスだってこれでうれしいわけもないと思う。やはり勝者へは素直にたたえたい、というのが観客としてあるべき姿なような気がするけどな。先の角田のFLの件とともに、非常に気になった部分だ。

次戦はすぐにメキシコ。ここでペレスが大人気なのは確かだけど、こんな感じにならないようになってほしいな。ペレス復活の大活躍なら、盛り上がるってものだと思うけど。

なるほど。

キャラクター名には著作権はないとという判決が東京地裁で出た。対象はドラゴンクエスト5を原案とする映画の主人公名「リュカ・エル・ケル・グランバニア」。

一方の小説「ドラゴンクエスト5」、著者は久美沙織さん。主人公名は「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」で、愛称が「リュカ」。「依拠」という点ではこれ以上ないくらいコピられているという認識で間違いなかろう。

で、その上で「人物の名称は、思想または感情を創作的に表現し、文芸や美術などに属するとは言えない」ということで「キャラクター名には著作権は及ばない」という判断。

例えば、本のタイトルには著作権がないとされている。この流れで「名称」というくくりになってしまうと著作権はないという判断は、一応理解できる。それに著作権を認めてしまうと、著名な作品に出てくるキャラクターと同姓同名な人は、まったく別の作品に、仮に「まったくの別人」だったとしても出せなくなってしまう。こういう例はたぶん少ないと思うが。別の側面として、これが認められると「パロディ」もしくは「二次著作」は絶滅の危機を迎える可能性がある。原作者の意にそぐわないパロディが片っ端から訴訟にかけられる可能性があるからだ。以上から、権利的にはたぶんこの判決でいいのではないかと思われる。

で、この場合、それでは原案側はどう戦うか。ひょっとすると、ここは「著作権」で頑張るよりも「不正競争防止法」に頼るのがいいのかもしれない、と案を出しておく。こっちなら、たとえこちらの知的財産権が認められていなくても、ここまで類似しているのであれば「先行者」の権益として戦える可能性があるのではなかろうか。建物のデザインが意匠として認められていなかった時代、この不正競争防止法で裁判を起こして、先行していた側が勝訴した判例もあったはず。いずれにしても、小説家側としてみたときに、この判決は理解はできても納得はできないだろうし、だとしたら、二の矢としての「不競法」は使える可能性があるんじゃないか。そう感じたので、ここに記しておく。

iPhone15ProMax(以下15PMとでも略しておくか)をゲットしてから早いもので、もう3週間が過ぎた。

これまで使っていた12PMが、ほぼ3年となり、電池の持ちが悪くなったり、車でCarPlayを使用するだけなのに充電がほとんどされなかったり本体が加熱したり。思いのほか限界に近いのでは、と感じていた。

15シリーズにアップデートするにあたり、迷ったのはProにするかProMaxにするか。CarPlayを使う今は、ナビのために大画面という概念はほぼなくなっている。「ほぼ」とつけたのはデミオではなく、パートナーが使うフレアワゴンに乗るときは、CarPlayないので、iPhoneがナビ画面になる可能性はゼロじゃないから。でも、僕の使用頻度やそれで遠出するのかって考えたときには、どっちかというとエマージェンシー的、無理に大画面を選択する必要はない。

結局決め手は5倍望遠をどう考えるかっていう一点になる。もちろん、PowerShot720HSは現役だし、EOS60Dも今では古い機種となっているけどまだまだ使う予定。そんななかで携帯のカメラに高倍率は必要なのか。まぁ迷うところではある。カメラ自体の使い勝手はこれまでと変わらないことで、iPhoneの出番が増えると想定してProMaxの選択となった。

来た時にも言及したけど、発売日に入手できるということは想定していなくて、「発売日にお渡しできます」との連絡が来た時にはちょっと動揺してしまった。機体受け取りの手続きはまぁまぁ時間を要したかな。12の時は自宅へ送付という形をとったので、それと比べると店での機種変更はいろいろ手続きが煩雑な感想を持った。

発売日が日本GPに出かける直前だったので、初期設定してそのまま鈴鹿へ向けて出発、というバタバタぶりだったけど、初期設定、内容の移転自体は12PMの時から何も変わってなかったこともあり、それほど混乱はなく終わった。時間は結構かかったので、移転作業が鈴鹿へ出発するための時間拘束になったとは言えたかな。

基本的な使い勝手自体はそれほど変化はない。iPhone15Proで起きたという加熱問題については、12PM自体の老朽化なのか、前述した加熱があったので、それよりは加熱しているという意識はなかった、と言える。CarPlay使っていても、全然熱持ってないよね、という意識だった。Musicのライブラリの移転がうまくいったかどうか、持ち曲数が多いので不安があったけど、それも特に問題はなかったように思う。

重量的には軽くなっているのは確かだとは思うけど、これは軽い!っていう感じではない、かな。ProMaxを選定している時点で重量は重視していないとも言えるけど。ケースつけちゃうし、持ちやすいかどうかもケース込みなので・・・。というわけで、熱を持たずに使えるようになったという点が前進。スピードその他は、原神とかやってると多少は動きがスムーズかしら。

常時点灯やスタンバイは使わないんじゃないかと、購入当初は思っていたけど、これが意外に使える。就寝時というか部屋が暗転すると表示が赤系になるのも良く、夜中に目が覚めてまぶしいということもなく、これで甲府時代からずっと常駐していた光電池付き目覚まし時計について、目覚まし機能もすでにiPhoneにたよりっきりになっていたこともあるけど、夜中の視認性とか全然違うので、引退時期になったと思われる。通常時については、色々使えそうなところもありそうだ、というところ。まだ検討していない。

現状はこんなところで。カメラについては、データが大きく、すぐには反映できなかったので、別途レポートする、かも。

レースの内容や結果云々よりも、ちょっと言いたいことがある。

今、このサーキットに「スポーツとしてのF1」はあるのか、と。一昨年から今年にかけて、レースの開催数が爆発的に増え、その上にスプリントレースなど、とにかくレースの数を増やし続けてきたF1だが、今年に入って、その無理の揺り戻しが今年来ていると感じる。

例えば大雨の影響で中止となり、延期レースも、代替レースさえも行われることはなかったエミリア・ロマーニャGP。2000年代までは、基本一ヶ国1回開催とされていた開催回数が、今年からはあろうことかアメリカだけ3回も開催となっていること。そしてセッティング的に無理のあるスプリント日程。

今回のカタールでは、その過密日程の悪いところばかりが出ているような気がしてならなかった。カタールのルサイルサーキットは、2021年に開催されたとはいえ、あの時は冬も近い11月21日。去年、2022年は、サッカーワールドカップのために開催されなかったが、そのW杯も11月後半から始まっている。つまり、そのくらいの時期じゃないと暑くてやってられないということだ。

しかも、このサーキット、今年の八月に全面舗装をやり直していて、さらにはエイペックスの構造も変わってしまっており、コースレイアウト以外はほぼほぼ新規も同様。そんな中でスプリントも行われる。もう事前から準備がまるで足りないことは指摘されていたはず。しかし、彼らはその日程で強行した。

異常さはFP1から明らかだった。新規の舗装の上に風により砂が全面に浮いており、路面の反射の具合から見てもグリップ不足は見て取れた。そんな中でFP1だけで必要なデータなど取れるはずもない。案の定、そのあとすぐに行われた予選は、頻発するコースからの4輪脱輪によるタイム抹消のおかげで、もう順位がめちゃくちゃ、3位だったピアストリのインタビュー中にタイム抹消で順位が落ちる連絡が入って、気まずいことこの上なし。

その後、ターン12、13のエイペックスの構造がタイヤに攻撃的で、タイヤ面の剥離が起きる可能性があるってことで、コースサイドのリミットが変更になり、スプリントシュートアウトの前に急遽10分間のスペシャルFPが設けられたが、そんなの焼け石に水って奴だろう。直後に行われたスプリントシュートアウトは前日の予選とはまるで違う順位となる。脱輪タイム抹消は相変わらずあったし。スプリントレースではクラッシュ、スピンアウト連発と、もうレースがどうなるかの予想どころじゃなかった。

レースはレースで、同じタイヤで合計18周以上走っちゃだめよ指令が出て、2005年アメリカGPを思い起こさせるような状況に。まぁピレリワンメイクだから出走ボイコットとかには発展しなかったが、57周のレースで18周の走行リミテーション。18×3では54周にしかならないので、つまりは3回ストップ必須のレギュレーションってわけだ。で、まぁそれには「ドライバーの安全のため」とかいう「大義名分」がついたわけだが、その裏にはレース展開をタイヤ交換の作戦でコントロールして、結果が見えにくいようにしようというキレイとは言えない意図がスケスケだった。

そして、何よりも「ドライバーの安全」を謳うには気温と湿度が高すぎた。レース中も「暑さ」に対するドライバーのコメントや、レース中にバイザーを浮かせるシーンが続発し、サージェントはリタイヤ、アルボンもレース後搬送、オコンは途中で嘔吐、その他脱水症状が連発で、表彰台に上るドライバーも休憩室でピアストリ大の字、フェルスタッペンもへたり込み、「ドライバーの健康」はどうでもいいのか、って感じだった。

このレースからF1を見始めた人がいたとして、これで「すげぇ」という声が出たのであれば、それは絶対「賞賛」の意味ではないと確信できる、そんなレースだった。FIAは対処を約束したというが、この事象に対するものだけではない抜本的な対策を望む。

なにしろ、去年からレギュレーションとなったグラウンドエフェクトカー構想はマシンのポーパシングを誘発して背中や腰を傷めるドライバーが続出、今年はそれも問題視されていないがやはり健康被害は出ている模様だし、この度の新チーム追加のごたごたを見ても、FIAやFOMは金儲けのことしか考えていないという批判は出て当然だ。おおごとになってからでは遅い。F1は、まずこのおかしいスケジュール全体を絶対に見直すべきだ。結果よりも何よりも大事なことだと思うので、こういうスケジュールの立て方は絶対だめだと明記しておく。

ほとんど抗議なので、今回は結果についての評論は敢えて「なし」とさせてもらった。悪しからず。

一気に決勝日を走り切るぜ。

翌朝は、サーキット入り待ちはそれなりに盛り上がるけど、別にそれがすべてというわけじゃない。午前中はサポートレースだけで、昔のようにウォームアップランとかもないので、9時前後に入れればいいかと。そうしたら、ホテルで出る朝食もとれるし、ということで、6時起床で食事もしっかりとってからホテルを出発。違うのは高速を使用したことくらいで、かなりの時間短縮にはなっている。

サーキットのゲート側から、関係者の入り口まで、ちょっと距離があって、ゲート入り口からそちらに向かうのに、左折する信号がある(大きな歩道橋もあるのでわかりやすい)。そこで信号待ちをしているフェラーリSF90を発見。昨日の入りにも見た、サインツが駆るSF90だ。さらによく見ると、数人のファンが(少年含めて)信号待ちのサインツにサインをもらえている!なるほど、入り待ちをするのに最適なのはここか。とか娘2と話している間に、直進車が進んだので、サインツの後ろにつけることができたw。サインツの日本での公道の走りをほんのちょっとだけだけど、見ることができて、それはそれでいいものだ、と思う。

駐車場に止めて、すでにゲートはオープンしているので、今日はメインゲートではなく、1コーナーのゲートから入場。去年に引き続き、手荷物検査をやってはいたが、カバンの口をオープンして目視で簡単にチェックで終了。去年よりは大幅に軽い。なるほど、今日は首相は来ないのね。

午前中に土産物を購入しておく。レース終了後はそんな余裕はないし、混み具合も尋常じゃなくなる。この時間帯なら店側も余裕があり、ゆっくり品定めをすることができる。購入した土産物は一旦車に置きに戻り、改めて再入場。サポートレースのポルシェカップを見ながら、交代で昼食をゲット。早い時間なのでゆっくりと食事。そうそう、観客席入り口に紙製の旗が一人一本ということでとることができた。今年は去年よりも盛り上がるという意思を感じることができる。実際、観客の多くがこの旗を振ることで、応援が派手になることは必至だ。

ポルシェカップが終了すると、ドライバーズパレードが行われる。世界のクラシックカーの助手席もしくは後席にドライバーが乗って、サーキットをゆっくり一周。もちろん、2コーナーに設置されているレッドブル&アルファタウリ応援席では、4人のドライバーに観客席前でインタビュー、ドライバーの声が直接に届けられ、大きく盛り上がるのも去年と一緒だ。レースに向けた期待が高まる。

え、HRSの教習用ニューマシンが先に発表された?これで実戦が行われるわけではないと思うし、実際これを目にする人はそう多くないのでは。そうね、今のフォーミュラ風のなかなか美しいマシンだった、と感想を述べておく。

その後レコノサンスラップが始まって、マシンがグリッドに並べられ、レース前のレセプションが始まるころ、ブルーインパルスの展示飛行も始まる。今日は青空、昨日の感触からiPhoneを構えて待っている。動画は難しいが静止画ショットをいくつか撮影することには成功。しかし、一番撮りたかった演目では撮ることできず。ちょっとだけ位置がずれて、立木と重なってしまったこともあるが・・・。ところで、今回のブルーインパルスの展示飛行、燃料にCO2低減の新燃料を初めて使用したとのことで、話題になっている。これならヴェッテルも納得?

次第はどんどん進んで、レースが始まる。正直、僕が観戦していたところでは、何も事件は起きず。すでに一周目からマックスが先頭をひた走る姿しか見えなかった。事件はコース脇のビジョンの中ではそれなりに起きていたが、僕の目の前は、マシンが順位もしくはインターバルを変えながら、目の前を過ぎていった。たまに、これは前のマシンを抜くんじゃないか、という状況は見たものの、それは次の周には抜かれていたかまだ抜けずに終わったか、という結果が見られるだけではあった。

そんな中で、ローソンは、角田の前で、これは絶対に抜かさせないという意思を感じた。おそらく、その日のレース前に、来期のアルファタウリがリカードと角田をレギュラードライバーに指名するとの発表があったことと無関係ではあるまい。まぁ、来年のシートを確約したとかしないとか、そんなうわさが出るくらいには、ローソンが力を示しているのは事実。ローソンとしては、あとは予選の一発のタイムが課題かもしれない。しかしそれにしても、角田は第2スティントをなぜあんなに引っ張ったのだろう。ローソンと同じタイミングで変えても良かったし、少なくともミディアムでのスティントはもう少し短くても良かった。角田のタイヤ戦略は疑問に思うことが多く、今回もそんな感じだった。最終的にローソンを追い詰めたけど、抜けなければどうということはない。いずれにせよどちらも無得点で終わったから、実質影響はないと言えなくもないが、やはり決勝先着は、印象として良い方向に動く。

マックスの優勝を見届けてから、駐車場へ移動開始する。勝利者インタビュー以降はどのみちグランドスタンド以外ではモニター越しになるので、それ以外のコース観客席からぼんやり見ている意味はほぼない。場内放送ではそのあたりの音声は拾うけど。

帰りだすと気になるのが各選手の幟。最初はポツポツ・・・という感じで外されて持ち去られているのだが、30分もたつとそれはもう「おやおや?」というくらいになくなっていく。あからさまに持ち去っている場所も、幟を持っている人も見かけた。外国からの観客が、という論調もあったけど、僕の感触としては一概にそうとも限らないんじゃないか、という感じ。一度枷が外れると、誰がとかではなく歯止めが効かないように感じた。次回は間違いなく対策を取られることと思う。そんな対策など取らなくても済むような社会が理想と言えばそうなのだけど。

そのあと、再び大垣のホテルに戻り、もう一泊。月曜日にのんびり帰宅の途に就いた。体力的にはそちらのほうが明らかに余裕はある。しかし、繰り返すけど、9月の暑さはそれとは別に体力を奪う。そんな意味で、去年よりも疲れはあったけど、現地で見られたことには大満足。楽しめたし、機会があれば、また行きたいものだとは思っている。

来年の4月は明らかにそれより寒い中での開催になると思うけど、それはそれで防寒対策なども必要だと思うし、また別の準備が必要になるだろう。さすがに4月、期初に大きく休みを取るほどの余裕はないので、来期は現地での観戦はなさそうだ。しかし、ハースのエンジニア、小松さんが「もう何十年も桜見てないですね」とコメントしていたりするのを見ると、それはもう、折角だから春開催で桜を楽しんでほしいって気分になってしまうのだ。結局、いつ開催しようが日本GPの存在は薄れない、ようにしてほしいと、切に願うことにしよう。

今回はFP3からって話だったっけ。
FP3で、久しぶりに生のF1と再会ってことになるのだけど、レースの現場でなにがいいかって、やはり音だね。近くを走るマシンの音だけじゃなく、別の場所を走るマシンの遠くからの響きとか、そういう雰囲気が全部違う。サーキットに行っても席のそばの一部のコースだけしか見られないからつまらないんじゃないか、っていう疑問の答えはそこにある。遠くから響くマシンのエクゾーストノイズによるマシンの流れを感じ、上手のコーナーから現れるマシンを待つ。そのときの雰囲気や観客のどよめき、歓声がダイレクトに感じられるのがサーキットのだいご味だと思う。

FP3が終わって、改めて観客席で感じるのは、暑さ。日差しを遮るものはほぼないし、気温も上がっている。9月開催は、やっぱり早いんじゃないか。でもまぁ、来年からは4月になるし、今回耐えればもういいのか。バックヤードの屋台で昼食をゲット、それを持っていったん車に戻る。車でエアコンかけて食事してちょっと休む。どうせサーキット内の売り場とかはエアコンかけて涼しいだろうけど、決勝でもない日だというのに人はいっぱいだ。くつろげるとはとても思えない。そう書きながら思い返しても、F1で会場に人がいないと思ったことは、ないんだけどね。金曜日に来れることがあったら、感想はまた変わるのかもしれないけど。

予選始まる前に席に戻る。決勝当日は日本GP史上初のブルーインパルスの展示飛行があるのだが、予選日にも「予行」と称して飛行があった。予選直前は雲が多めだったが、おおよそ本番と同じプログラムで飛行があった。スモークもちゃんと焚いて、撮影を行うならこんな感じになる、というあたりをつけることもできるようだ。ただ、全般的に、グランドスタンドからの眺望が裁量になるようにセットが組まれているため、対面になっている逆バンクあたりは後ろに反り返ってみることが多くなるし、席の裏の林が邪魔になり、全部を見ることができない場面も多い。明日、撮影するとして、iPhone15ProMax頼みにしかならない。今日も多少は撮ったけど、あまりうまくなかった。明日も似たような感じかなぁ。

予選が始まる。場内放送と、場内スクリーンで順位は確認しながら、でも現場での臨場感を味わうのも忘れないように、観戦するのがスタイル。Q1から緊迫した事態(サージェントのクラッシュ)で、場内ざわざわする。スクリーンで見る限りは、最終コーナー、別にエイペックスに足を取られたわけでもなさそうなんだけど、そういう意味では不可解なクラッシュ。後日DAZNで確認するも、ちょうど最終コーナーでの直近のカメラがサージェントを捉えていなさそうで、ひょっとして何かが壊れたのかも、と思ったりもする。

中断中、コース外の小道にセバスチャン・ヴェッテルが現れる。このサーキットの2コーナーに昆虫の家を複数建てて、ついでにそこのエイペックスも黄/黒にして、ここから生物多様性など、環境問題についての発信を始めていくという。この日本では、ヴェッテルの人気も確かで、そこを通るだけで観客がどよめくので動きがよくわかる。我々の前も笑顔で歩き去っていった。

予選再開。観客の興味はそれぞれにいろいろあるけど、僕としては先のシンガポールでの不調を取り戻したレッドブルがどこまでタイムを削るか、そして角田のスタートポジション、この二つと見定めていた。あとは、肉眼で見られる限られた範囲での各ドライバーのラインの取り方やアクセルのタイミングなど。見られる区間は逆バンクの立ち上がりから旧ダンロップ、今はNIPPOコーナーと名前を改めた(割にはあまり浸透していない)コーナーまで。ラインはほぼほぼ一本で、抜きどころというわけではない。(唯一例外はアーバインがやったときくらい)そんな短い区間でも、マックスの走りは他とは一線を画していたと思う。絶好調時代のセナやシューマッハを思わせるスピード差を感じた。

角田については、最近よくなってきたとはいえ、アルファタウリのポテンシャルはまだ高いとは言えず、そのような中でもすべてを引き出そうとする姿勢は見えたように思う。ローソンも引けを取っていない、という説はもちろんあるし、実際そうなのだろうけど、結局のところ、このマシンをここまで育ててきたのは角田の力によるところが大きい、と言える。デ・フリースやリカードももちろんフィードバックはしてきたし、ローソンもそうだと思うが、結局このマシンを最初から最後まで見ているのは彼しかいないのだ。これだけチームメイトがころころ変わるなかで、自分を含めたマネジメントをしなければいけないけど、それも彼の成長につながっている、と考えたい。

予選が終了してから車に戻り、今回は予約した宿へ。予約した、とは言っても、近くの宿はいろいろ手配はしたけど取れず、大垣になった。ってサーキットからは70キロ近く離れた場所になる。のんびり向かったが、到着は夜の7時くらいになった。鈴鹿を出て名古屋手前くらいまではそれなりに混んでいたが、そこから大垣に向かう道はがらがらで、ストレスなく走れたのは良かった。チェックインしてから近所で食事して、早めに休んだ。

今回も現地で観戦することができた。しかし来期は4月7日、さすがに年度初めに観戦とかは無理っぽいので、おそらくこれが最後の現場観戦になりそうだなぁ・・・。

と、初めからたそがれても仕方がない。金曜日にFP1,FP2をDAZNで見てからいつも通り夜中に高速を走る。去年同様娘2も一緒だ。第2東名をメインに、淡々と走る。もちろん、途中で軽く仮眠もとっているし、そのあたりも去年と一緒の感じ。

当初の計画通り、土曜日の7時前後に到着。去年も使った駐車場に・・・値段が想像以上に上がってるんだけど。足元見られた感もあるなぁ。8時開場予定がかなり繰り上がっての開場になったけど、スムーズに入場することができた。・・・と、朝飯がまだだった。コンビニとかにも寄っていないので、ゲートから左側に降りていくとみつかる「ぶんぶんのパンケーキやさん」に直行。F1期間限定というモーニングを。パンケーキにベーコンエッグ、ミニサラダと少しのフルーツ。そしてドリンク。普通においしい。

その後、去年も朝のうちに溜まった、サーキットへの車入場口で選手の入り待ち。翌日(決勝)で気が付くのは、サーキット内で待つよりサーキット外、入り口の交差点あたりで待つほうが見通しがいいし、なんならその前の交差点、そこから入口へ左折して向かうドライバーが多いので、運が良ければ信号待ちのドライバーにサインをもらえる可能性もあるってこと。今更だけど。

9時過ぎくらいまでで、ドライバーやチーム代表やスタッフ、たくさんの人たちの入場を見届け、声援を送ってから(もちろん角田をはじめ、サインツ、ルクレール、ラッセルなども順不同で通っていくわけだが)、今回はいろいろ回ることはやめて、席へそのまま向かう。場所は去年とほぼ一緒なので迷うこともない。地下道を越えると、仮設スタンドが増えており、それを目にするとやはり驚く。新規に作られた仮設スタンドは高いところからコースを見下ろす感じで、フェンスが邪魔にならなさそう。遠くはなるけど。

サーキット広場で売ってる、シャンパンファイトのシャンパン現物をカップで購入しておき、サポートレースのポルシェカップを見ながら乾杯。娘2が去年と違って成人しているので、何の気兼ねもなく二人で飲みながら観戦できるっていうのもいいね。で、シャンパン?これが思ったよりも辛口できりっとしており、豊かな酸味が特徴と言えるのでは。これならシャンパンファイトで浴びてもべたっとした感じにはならないかも、と思え、それはそれでまた、想像とは違う一面を味わえた感じがする。値段は張るけど経験しておいて損はない。

次回はFP3からってことで・・・。

日本GPの現地観戦記についてはあとでじっくり書くとして。先に各チームへの感想を書いておくことにすれば・・・。

レッドブルはフェルスタッペンが最初から他を圧倒し、危なかったのはスタート直後のマクラーレン挟み撃ちのみで、あとは文句なく優勝。シンガポールの不調はどこへという感じの強さを見せつけた。これでレッドブルのコンストラクターズタイトルが確定した。一方のペレスは、ほんとにスランプが続いている。今回もスタートでクラッシュ、その後のSCからのピットアウトで他車を抜いてしまい、もらわなくても良いペナルティ。その後ヘアピン、そんなタイミングで仕掛けなくてもという飛び込みでマグヌッセンを弾いてしまう。そのあとバランスが悪くなってリタイヤ、のはずがマグヌッセンとのクラッシュにペナルティが出たためにマシンを修理、一周回ってもう一度ペナルティを消化してからリタイヤ。なんだこのグダグダ。そりゃチームがいっぱい出ていた大昔なら、他のコースでテストする余裕のないチームが、マシンが壊れても無理やり直して周回してデータを取るなんてことはあったけど、今時・・・。

マクラーレンは、予選でピアストリがフロントロー、ノリスが3番手から、決勝もペースは悪くなく、ノリス2位、ピアストリ3位初表彰台。レースペースがあとコンマ5くらい速くなれば(無理難題)、マックスともバチバチにやりあえるはずだ。

フェラーリはタイヤデグラレーションの管理がうまく行って、ルクレールが4位、サインツは6位。終盤、メルセデスに先のシンガポールにサインツがやったように、DRSトレイン作戦を仕掛けられたサインツだが、同じ先方は効かないぜとばかりにラッセルをぶち抜いた。ハミルトンまでには届かなかったが、魅せたと思う。

メルセデスは、抜かれたラッセルは実はワンストップ。タイヤマネジメントが光った。ハミルトンが5位、ラッセルは7位。チームでのバトルもあったが、ハミルトンのスプーンでのブロックはいただけない。まぁ、ロズベルグがチームメイトだった時代にもよくあった話ではあり、それがハミルトンへの拒否反応につながっているファンも少なくないのだが。

アストンマーティンはアロンソが孤軍奮闘。8位に滑り込んだ。「奮闘」という言葉がふさわしい。ストロールはシンガポールでのクラッシュが響いているのか元気がない感じがした、最終的にはリタイヤしている。

アルピーヌは、予選では2台ともQ2落ちだったはずが、なんだろういつの間にかこの位置にいた。ガスリーとオコンが終盤にチームオーダーが出て、オコン9位、ガスリー10位。

アルファタウリは、どうしていつもタイヤ戦略がダメなんだろう、特に角田のチームはなんだかなーと思う。角田とリカードが来季のドライバーと発表されて、ローソンには思うところがあるのか角田には絶対に譲らなかったが、ノーポイントではあまり意味がないし、これが若さってやつ?ローソン11位、角田12位。

アルファロメオも気が付いたらこの位置にいた的なチーム。予選実質最下位だった周が13位に来た。ボッタスはヘアピンでサージェントに撃墜されてリタイヤ。

ハースは、今回は完走した中では最下位に落ちたが、マグヌッセンが色々やられなければもう少し上にいたかもしれない。ヒュルケンバーグは3ストップだったけど、それはいい戦略ではなかったみたい。ヒュルケンバーグ14位、マグヌッセンは15位。

ウィリアムズは、アルボンもサージェントもリタイヤとなったが、それぞれクラッシュがらみ。走り切れば別の結果もあったかもしれない。

と、こんなところでしょうかね。次戦はカタール、10月8日。遅い時間帯だけど、マックスのチャンピオン決定は見届けたい。ファンであってもなかったとしても、今年はマックスの年だったと言うことは認めるしかないと思うよ。

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